2023年8月24日

 22時40分。高崎の自宅にいる。眠い目を擦りながら、本日のブログを書き始めた。

 夜は、市内のジムで「無理のない筋トレ」をやった。65歳からでも筋肉を増やせることを、身をもって証明したいと思う。

 メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手が、右ひじ靭帯断裂のため、今シーズンは2度と登板出来ないことが判明した。この衝撃のニュースを聞いて、身体中から力が抜けた。(ため息)

 大谷選手の気持ちを考えると、本当に胸が痛む。何とか打者としては出場を続けて欲しいが、それも身体の状態を見ながらの判断になるようだ。最後まで大谷選手の活躍を見たい気持ちと、無理せず回復に努めて欲しい気持ちが交錯している。

 前向きに考えれば、バッティングに集中出来る分、三冠王のチャンスは逆に増えるかもしれない!!

 さて、今回のブログでは、本日の知事会見で改めて取り上げた「クラウドファンディングを活用した山岳遭難対策」について触れる。

 新型コロナが5類に移行したこともあり、今年は、これまで以上に多くの方々が海や山のレジャーに出かけたようだ。こうした状況の中、群馬県における山岳遭難発生件数が、過去最多のペースで増加している。

 もう少し具体的に言うと、今年7月末時点の山岳遭難発生件数は89件。過去2番目に多い発生件数となった令和4年や、過去最多である平成30年を超え、統計開始以降最多のペースで増加している。

 問題は、登山届の提出が、遭難発生件数の3割程度に留まっていること。そのことが、山岳救助活動を取り巻く情勢を益々、厳しいものにしている。

 会見でも強くお願いしたが、安全に楽しく登山していただくためにも、登山される際に、必ず警察などに登山届を提出していただくよう、強くお願いしたい!!

 登山届は、(谷川岳の一部を除き)県の電子申請システムや、登山者向けアプリ「YAMAP(やまっぷ)」などからも、手軽に提出出来る仕組みになっている。ぜひご利用ください!

 加えて、今般、前述した遭難者数の増加を受けて、群馬県警察本部が、山岳遭難の早期発見・救助に役立てるため、山岳遭難対策用ドローンの導入を決めた。

 更に言うと、上記のドローンの導入にあたっては、自治体がふるさと納税制度を活用して事業を実施する「ガバメントクラウドファンディングを活用している。

 寄附の目標金額は、約800万円。23日現在、目標金額の約14%にあたる114万円の寄附を、93名の方から頂戴した。募集は今月から既に開始。10月30日まで受け付けている。

 「山岳遭難者の命を救いたい」というこのプロジェクトにご賛同いただける方々には、ぜひ「ふるさとチョイス」から、ご寄附をお願いしたい。詳しくは、スライド記載のQRコードから確認して欲しい。

 知事として、県内の山岳遭難が急増している現状に、危機感を抱いている。山岳遭難は、登山者の命だけではなく、捜索隊員の二重遭難のリスクも高めることを、ぜひ県民の皆さんにもご理解いただきたいと思う。

 今回の山岳遭難対策用ドローンを導入することで、遭難者の早期発見・救助はもちろんのこと、捜索隊員の二重遭難防止にも役立てていきたいと考えている。

 あ、お風呂のお湯が溜まったようだ。