2023年8月6日:パート2

 友人たちはよく知っていることだが、山本一太はとても子供っぽい。「6歳児」と呼ばれるには、それなりの理由がある。(反省)

 ちょっとだけ説明しておこう。どう考えても、嫌いな人より好きな人の方がずっと多い。それでも、自分の中で「人間の好き嫌い」は、常にハッキリしている。

 時として、嫌いな人間の前では、大人の立ち振る舞いが出来なかったりする。ある意味、政治家失格だ。(苦笑)まあ、よく言えば、「根っから正直」なのだ。

 実際、「狡猾に立ち回る人間」が、どうしても好きになれない。政界は、そんな人ばっかりなのに?!(笑)

 思考が幼稚なだけに、不用意に「嫌いな人物の悪口を平気で言ってしまう」ことがよくある。(反省)知事になってからは、なるべくその癖を改善しようと努力しているが、この性格はなかなか変えられない。(ため息)

 その点で言うと、「人前で決して他人の悪口を言わない」岸田総理の器の大きさを見習わなくてはならないと思う。

 周りの人たちは、「どうせ子供っぽい知事の言うことだから、個人の感情で言っているんだろう」と思っているはずだ。が、図らずも、何度か(周りの人たちの前で)「他の人も自分と同じ認識であること(=同じ人物が嫌いなこと)」が証明される場面があった。

 そんな状況に遭遇する度に、(まるで鬼の首を取ったみたいに)「あっちから勝手に出た話だ。ね?私の気持ち、分かってくれたでしょう?他の人も同じように感じている。だからあのひとには人望がないんだ!」などと口走ってしまう自分がいる。(反省x2)

 ああ、本当に子どもっぽい性格だ。こういうところ、直していかないと。(反省x3)でも、同志の皆さん、私の発言には、常にちゃんとした理由があるのです。そのことは、分かってもらえましたよね?!(笑)

 逆に、「6歳児」の脳が、強みを発揮する時もある。子どもの魂が残っているからこそ、相手の「本性」を見抜く直感が備わっている。自分では、そう信じている。敬愛する武見敬三参院議員からも、よくこう言われるもの。

 「なるほど、あの人はあんな人物だったのか!こんな展開になるなんて予想もしなかった!!やっぱり、あんたの言うとおりだったね!」と。

 当たり前のことだけど、人間(特に政治家)の本質は、表面を見ただけでは分からない。過去のブログでも触れたが、いかにも紳士的で、バランス感覚があるかのように見せている人物が、実はとても嫉妬深くで、底意地の悪い性格だったりする。

 そうかと思うと、強面でぶっきらぼうに見えても、誠実で義理人情に厚い人もいる。皆さんの周りにもいるでしょう?不器用だけど、優しくて温かい人って!(ニッコリ)

 

 自分の信じた道を、強引に突っ走るタイプも嫌いではない!いつも言っているように、「老害より若気の至りの方が絶対にいい!」と感じている。

 

 振り返ると、30年近い政治生活の中で、実に様々な人たちと出逢った。世の中に完璧な人間などいない。誰だって、長所と短所がある。

 そう言えば、知事選の前に送られて来たあるメディアの質問の中に、「自分が考えるご自身の長所と短所は何ですか?」というのがあった。「短所については、多過ぎて書き切れません!」と回答した。

 え?6歳児の感性からすると、河野太郎氏や武見敬三氏は、とても人間性がいい!2人とも、実にチャーミングな人物だ。「政治家を辞めた後でも付き合いたい」と感じる数少ない人たちでもある。

 あくまで一般論ではあるが、(自分の経験からすると)評判が悪い人ほど、(あらゆる手段で)自分自身をよく見せようとする。あの手この手で、「私はこんなに立派だ」「俺はこんなに影響力がある」みたいなことを発信しようとする。

 が、その手の演出には、けっして騙されない。これでも、常に相手の本質を見極めようと努力している。実は、昔から、情報収集には「特別の才能」がある。当然、6歳児の脳細胞も駆使する。

 例えば、(これも一般論ではあるが)「自分にとって利用出来そうな相手にはニコニコする反面、利用価値がないと思う人とは目も合わせない」とか、「他人の見ている前で、自分より立場が弱いと思われる相手を恫喝して無理な要求を通そうとする」とか、そんな振る舞いをする人物がいたとしよう。

 そんな人間が、周りから尊敬されているはずがない。評価されているわけもない。しかも周辺には、同じような目に遭った人が必ずいる!!口には出せなくても、怒りや不満を抱えている人たちが、絶対にいる!!

 辛抱強く、丁寧に周辺の情報を集めていけば、必ず相手の「本性(正体)」に辿り着ける。世の中って、そういうものだ。

 2期目がスタートした。次の4年間、知事として「真実を世の中に知らしめる」チャンスを、虎視眈々と狙っていく。このことを、ぜひ忘れないで欲しい!!