2023年7月30日

 22時。温かい抹茶を飲みながら、パソコンのブログ更新画面を呼び出した。

 午前9時30分。地元秘書の車が迎えに来た。そのまま富岡市に移動。午前10時30分から、お世話になった某企業の会長の葬儀(社葬)に参列した。

 義理人情に厚く、お洒落でカッコいい人だった。亡父の時代からのお付き合いだ。心からご冥福をお祈り申し上げます。(合掌)

 17時からは、伊勢崎市選出の須永聡 県議の県政報告会に出席。会場は満席だった。さすが初挑戦の県議選で1万票以上を獲得しただけのことはある。来賓のトップバッターで祝辞を述べた。

 

 群馬県議会にも、いよいよ「世代交代の波」が起こりつつある。若手県議たちの活躍に、引き続き注目していきたい。

 

 それはそうと、週末、土日のうち1日でも完全休養出来ると楽なんだけどなあ。なるべく1日は休めるように工夫しないと。(ふう)

 さて、ここからは「知事選の感想」シリーズの続編。

 今から1年前、次の知事選に「再選を目指して立候補する」と表明した。その時から、「山本一太が知事を続けることが、群馬県と群馬県民のためになる!」と確信していた。だからこそ、今度の選挙は「勝つ」ことに徹した。

 ここ1週間のうちに、世界のボクシングファンが注目する2つのタイトルマッチが、日本と米国で行われた。ちょうどいいので、この2つのボクシングの試合に例えて、2度目の知事選に臨んだ自身の心境を解説する。

 本日の午後、ボクシングの頂点を決める最強同士の対決として話題を集めたテレンス•クロフォードとエロール•スペンスの4団体統一タイトルマッチが、WOWOWで生中継された。結果は、クロフォードの圧勝(9回TKO)だった。

 試合前の共同インタビューで、「お前を破壊する」と豪語していたスペンスに対して、クロフォードは、「KOとか判定とかではなく、勝つことに専念する!」という趣旨のことを言っていた。

 25日にスーパーバンタム級2団体王者のフルトンと戦い、KO勝利した井上尚弥選手も、試合前に「今度の戦いは(判定だろうがKO決着だろうが)しっかり勝ち抜くことに集中する!」と語っていた。

 自分の心境も全く同じだった。派手な勝利(=KO決着)は必要ない。どれほどつまらない選挙(=地味な判定の試合)になったとしても、選挙での投票率や得票数が下がったとしても、最大の目標は「いかなる状況でも再選を果たす!(=勝負に勝つ)」ということだった。

 もちろん、強力なライバル(対抗馬)が擁立されたとしても、必ず打ち破る決意と覚悟があった。が、(「孫子の兵法」を持ち出すまでもなく)「最良の策は戦わずして勝つ」ことに決まっている。

 そのために、強敵になりそうな新人候補を封じ込めるか、又は出馬を少しでも遅らせるための戦略を展開した。だからこそ、1年かけて「かつてないほど盤石な選対組織(選挙体制)」を構築したのだ。

 選挙に勝つための体制を固めれば固めるほど、有権者の関心が下がることは、最初から分かっていた。有権者に「ワンサイドゲームになる」(=再選は100%、間違いない)ことを認識してもらいつつ、選挙自体に関心を持ってもらうのは、そもそも至難の技だった。(ため息)

 それでも、(結論として)「知事を続投する」という最大の目的を徹底して優先した山本一太の戦略は、間違っていなかった。自分はそう信じている。

 前回(その③)のブログでも解説したように、今回の選挙の構図の中では、あれ以上、投票率を上げることは難しかったと思う。例え自分がどれほど人気のある芸能人であろうと、この4年間でどれほど素晴らしい仕事をしていようと…。

 知事選挙が終わった後の1週間で、複数の支持者の人たちから、様々な激励や反省のメッセージを頂戴した。それを1つ1つチェックしながら、応援してくれている人たちの感覚に気づいた。彼らの意見や感想をまとめると、次のような見解になる。なるほど、支援者の人たちは、今度の知事選をこう見ていたのか!

 「前回に比べて投票率が大きく低下したのは残念だ。応援した側として、一太君には、申し訳なく思っている。まあ、参院選との同日選挙だった前回より下がることはやむを得ないとしても、まさか30%を切って過去最低(29%)まで落ち込むとは思っていなかった。」

 「正気に言うけど、今回、後援会をフル回転させることは難しかった。陣営に全く危機感が無かったからだ。誰もが、現職(山本一太)の当選は間違いないと考えていた。『自分たちが、わざわざ投票所に行かなくても絶対、大丈夫だ!』と。」

 「特に一太さん、このことは分かって欲しい。私たち支持者から見れば、もうこの知事選は、山本一太が再出馬を表明した1年前の時点で、終わっているんだよね!」

 「そうじゃなくても、過去5回の全県選挙を全てトップで圧勝している一太さんは選挙が滅法、強いと誰もが思い込んでいる。思い出して欲しい。再出馬の表明の前に、半年以上もかけて県内約70の後援会の役員会を開き、『山本一太が再選に向けて立つと宣言した場合は、全力で応援する!』という決議までしてることを!」

 「加えて、立候補表明の直後から、建設業界を始めとする主要な職域団体(医師会やJA群馬、郵政等)が、次々と現職候補の推薦を発表した。続けて、市長会と町村会も推薦を決定。そんな中で、表明の3ヶ月後の10月には、自民党本部も(異例の早さで)推薦を決めている。友党の公明党だって、異例のスピードで推薦決定をしてくれたよね。」

 「山本一太は、そこからも一切、手を抜かず、県内各地で選対組織を立ち上げる集会を次々に開き、気がつけば9割以上の市町村長が、その地域の選対委員長に就任していた。この段階で、保守系の対抗馬、ましてや強力なライバルなんて出られるわけがない!周りの人たちも皆、そう見ていた。」

 「最後は(予想どおり)実質的な『現職候補vs共産党系候補の一騎打ち』という構図に落ち着いた。しかも、相手の共産推薦候補の名前なんて、我々(支持者)は憶えてもいない!ましてや、もう1人の泡沫候補なんて、誰も注意を払っていなかったんだ。」

 「だから、低い投票率に終ったのは、山本一太自身が招いたことだ。そりゃあ、そうだ。支援者の我々、そして県民が、選挙の前に1年間もかけて、『絶対に当選する』と刷り込まれているんだからね!(笑)」

 

 「いや、けっして責めてるわけじゃない。当選する確率を1%でも上げるための戦略としては、間違っていない!実際、勝負には勝ってるんだ。6回目の選挙も圧勝!堂々と、誇りを持って、2期目をスタートさせたらいい!!」

 「加えて言うと、最も肝心の得票率(79%)が、前回より3%も上昇している。得票数より、こっちの方がずっと重要だよ。そうだろう?!」

 

 「うん、大丈夫。前回の選挙で山本一太に一票を投じた人たちの気持ちは、全く離れていない!!得票率のアップとNHKの世論調査の数字の増加が、何よりの証拠だ。」

 「一太さん自身もどこかで言っていたと思うけど、投票率が低かったのは、県政への無関心でもなければ、山本県政への不満でもない!『最初から結果の見えている選挙』、すなわち、『自分が参加しようがしまいが結果は同じだと考えるゲーム』から足が遠のくのは、ある意味、当たり前のことだ。私たちは、そう考えている。」

 そう、どんな状況でも、こうやって前向きに励ましてくれる。支持者の人たち(群馬県民)は、本当に温かい!!(感謝)そうは思いませんか?!(ニッコリ)

 さて、と。今回はこのくらいにしておこう。急いで大事なメールを書かないと!!