2023年6月26日

 21時。少し遅めの夕食を済ませ、居間のテーブルに座った。NBCニュースを聞きながら、ブログを更新する。

 本日は午前8時50分に自宅を出発。午前9時から高崎市内のホテルで開かれた自民党群馬県連による「国会議員•県会議員合同会議」に出席。知事選に向けたお願いをさせてもらった。(感謝)

 そこから県庁に出勤。午前10時15分に再び出発。午前10時30分からの「県農業共済組合通常総代会」に足を運んだ。挨拶の直後に会場を出て、前橋市(宮城村)に向かった。

 午前11時15分。前橋バイオマス発電所を視察。そこから、知事選対の事務所を置く前橋市内のホテルに移動。遅い昼食を食べながら、地元秘書たちと選挙日程の打ち合わせをやった。

 16時15分。県庁の秘書課会議室で、JAグループとの「災害発生時における生鮮食料品等の調達•供給等に関する協定」の締結式に参加。唐澤JA会長との間で署名を取り交わした。

 17時。知事選前の最後の政務会見に臨んだ。知事選の告示まで、あと10日。発表した政策の中身より、選挙戦に関する質問の方が多かった。

 にもかかわらず、他の候補者に関する質問は1つもなかった。実は、メディアもほとんど関心がない証拠だ。(苦笑)

 19時。高崎市内のジムで筋力トレーニング。よしっ! 体力も気力も、ピークの状態で選挙戦を迎えられそうだ。(ニッコリ)

追伸:選挙が近づく度に、亡父である山本富雄の言葉を思い返す。若い頃は、スキーの全日本選手権(滑降)で2位になったこともあるスポーツマンの父は、文字どおり「叩き上げ」の政治家だった。

 実際、政治家 山本富雄は、町議会議員としての3回の選挙、県議としての3度の選挙、参議院議員としての3度の国政選挙を、全て勝ち抜いた。まさに「選挙のプロ」だった!

 その父が、生前、よくこんなことを言っていた。

 「何やかんや言っても、政治家の明確な成績表は、選挙の得票数しかない!そうだろう?だからこそ、全ての議員にとって、選挙は死活的に重要なんだ。」

 「選挙の強い政治家は、有権者からの評価が高い(=より多くの民意を得ている)ということだ。逆に、選挙の弱い政治家は、地元で人気がない!!それ以上でも、それ以下でもない!!」と。

 こんな話も、繰り返し聞いた。

 「選挙に関しては、常に自分にとって最悪の事態を想定し、それでも勝てるように準備するのが基本だ。そうしておけば、何が起こっても、慌てたり、動揺したりすることはない!」

 あらゆる選挙を勝ち抜いてきた亡父の言葉だけに、(今、思い起こしても)説得力がある。更には、こんな意味深なことも語っていた。

 「あのね、選挙に出るというのは、怖いことなんだ。覚悟が要る。なぜなら、その人物が注目を集めることで、今までは知られていなかったその人の影の部分や秘密が暴かれたり、公になったりするリスクがあるからだ。実際、過去の首長選挙では、そんなことが結構、あったんだよな!」

 詳しいことは書かないが、幾つかの事例を聞いて、ちょっぴり衝撃を受けた。「なるほど、そんなことがあったのか!今の時代だったら、間違いなくお縄にかかっている!(苦笑)」と思った。

 「完全にNGなのは、勝つ見込みがゼロなのに、誰が見ても実現不可能な公約を掲げて、立候補することだ!(笑)」とも。

 そんな話を聞いた後、亡父にこう質問した憶えがある。

 「親父さん、それでも、(勝算は無くても)何かの選挙に出ることで、名前を売るという手法はあるんじゃないですか?昔から『無名より悪名』って言うし!!」

 親父はニヤリとしながら、こう答えた。

 「いや、それは、その候補者がそれなりの健闘を見せた場合だけだ。例えば、2回、選挙に出て泡沫候補で終われば、周りからは2度と相手にされなくなる!」

 「もっと悪いのは、選挙に出ると宣言しておきながら、途中で止めてしまうことだろうな。そんなことを繰り返していたら、最後は『キワモノ』みたいに扱われるようになってしまうからね!」

 自分自身が20年以上、政治家をやってみて、改めて感じる。「選挙の達人だった亡父から学ぶべきことは山ほどある!」と。

 最も記憶に残っているのは、(ネットのない時代から)あらゆる手段で、戦う相手(強力な対抗馬であろうと、泡沫であろうと)の情報を集める努力を欠かさなかったこと。どんな戦いでも、「情報力の差が勝敗を決める」と知っていた。

 正直言って、前回(4年前)の知事選では、他の陣営の候補者を一切、意識していなかった。今回も、山本一太の支持者は、他の候補者の名前も知らないし、ほとんど関心もない。自分も(これまでは)そうだった。

 が、亡父の姿勢を思い起こして、数日前から、同じ選挙に立候補を表明している他の候補予定者たちの研究を開始した。

 情報収集の基本は、OSINT(Open Source Intelligence:オープンソースインテリジェンス)と総称される「一般に公開されている情報源」からのデータだ。

 SNSやYouTubeを含むネット時代と昔を比べれば、OSINTの量は何百倍にも膨れ上がっている。

 加えて、人的情報(HUMAN INTELLIGENCEを略してHUMINT「ヒューミント」と呼ばれる)がある。つまり、関係者から話を聞くことで情報を得るということだ。

 その人物が、これまで、どこでどんな活動をしてきたのか?周りからの評判はどうだったのか?ビジネスに関わっているとすれば、そこに何か不透明な点はないか?どんな人たちに応援されているのか?私生活はどうなっているのか?

 誰もが知る孫子の有名な言葉に、「敵を知り己を知れば、百戦危うからず!」というのがある。今度の選挙では、事前にこうした情報を出来る限り把握した上で、17日間の真剣勝負に突入しようと考えている。

 何度も言うが、この戦いは(何があろうと)必ず自分が勝つ!!集めた情報は、むしろ知事に再選された後で役に立つかもしれない。そんな予感がする。
 

 

<自民党県連 国会議員•県議会議員合同会議>

 

<バイオマス発電所を視察>

 

<県農業共済組合通常総代会で挨拶>

 

<災害発生時のJAとの協定を締結>