2023年6月16日

 午前8時40分。新幹線で東京に向かっている。

 本日、正式に発表される予定の政府の「骨太の方針」の本文の中に、「温泉」という言葉が(初めて)盛り込まれている。数日前にこのニュースを聞いて、本当に嬉しく思った。というより、安堵した。(ふう)

 本日は、夕方まで、永田町でお礼の挨拶回りをする。今日は7人の国会議員と面会する。全員を訪ねるには、何日かかかりそうだ。

 14日(一昨日)の段階で、該当部分の最終案は固まっていた。その日のうちに、お世話になった自民党と公明党の国会議員の方々には、全員、電話かメールで感謝の意を伝えている。

 最初の案では、「注釈」の中に小さく掲載されていただけの「温泉」が、なぜ、最終的に本文に入ったのか?!自民党の観光立国調査会や政調全体会議、又は公明党の政調会議で、「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進議員連盟」のメンバーの人たちが、様々な場面で、応援の発言をしてくれたからだ。(感謝x100)

 「どなたが、どの会議でどんな発言をしてくれたのか?」「どんな経緯で、最終的な文章が『骨太方針』に盛り込まれたのか?」「与党と政府の間で、どんな調整があったのか?」については、かなり正確に把握していた。連日、複数のルートから「タイムリーな情報」をもらっていたからだ。

 骨太全体の内容からすると、新聞やテレビで報道されるほどの出来事ではなかった。が、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録実現を目指す側にとっては、最初の重要なステップだった。近々、このブログで、詳しく書き残しておくことにする。

 もちろん、「日本の温泉文化をユネスコ無形文化遺産に登録する」ための戦いは、ここからが本番だ。まだまだ越えるべきハードルがある。例えば、今度の骨太の文章の中にも、(さすがに)議連や知事の会が目指していた「温泉文化」という文言までは、挿入することが出来なかった。

 しかしながら、今回、目的の実現に向けて、「文化的価値のある温泉」を、骨太の方針に盛り込めたことは、十分な成果だと思う。これで、この運動は(間違いなく)未来に繋がる。

 少なくとも、全国の旅館•ホテル関係者、温泉観光地の皆さんに、改めて、これだけはお伝えしておきたい!

 

 最新の骨太方針の中に、文化的資産として認知されている「温泉」という言葉が挿入されたのは、自民党と公明党で構成される衆参120名の推進議員連盟の人たちの力強い後押しのお陰だ。与党議連メンバーの人たちが、「実際に汗をかいてくれた」からこそ、目的を遂げることが出来たのだ!!

追伸:本日、「知事の会」に加わっていただいている35道県にも、事務レベルで正式に報告する。蒲島知事(会長)と平井知事(幹事長)には、事務局長である自分から直接、メールかファックスで経緯を伝えておくことにしよう。