2023年5月24日

 21時過ぎ。濃い目の抹茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 やけに疲れたと思ったら、理由があった。「英語」を使った日は、何倍もエネルギーの消耗が激しいのだ。(笑)

 本日は、午前10時に高崎の自宅を出発。そのまま「榛名神社」に直行した。午前11時。神社の入り口で、背の高いイスラエル人とその息子(21歳の青年)の乗った車を迎えた。

 白いワゴン車から降りて来た人物の名前は、ツヴィ•ハウザー。イスラエル政府の前官房長官として活躍した政治家だ。親日家で、日本•イスラエル友好議員連盟の会長も務めている。

 現時点では政界を離れ、弁護士やベンチャー企業のアドバイザーとして活動しているとのこと。雰囲気は柔らかいが、頭脳は明晰。イスラエルの政界や経済界に幅広い人脈を持つ魅力的な人物だ。

 本業ではないが、遺跡の修復を研究しているとのこと。日本の神社の修復の現場が見たいというハウザー氏の要望を受けて、知事として榛名神社の視察を企画。宇留賀副知事にも、同行してもらった。

 最初から最後まで、修復を担当する企業の責任者と榛名神社の宮司が、とても丁寧かつ親切に対応してくれた。(感謝)

 榛名神社は、知る人ぞ知る群馬の「パワースポット」だ。規模の大きさはもちろんのこと、美しくて厳しい自然に囲まれた「独特の景観」には毎回、圧倒される。

 天候は快晴。清々しい気候と新緑が輝く風景。訪問するには、最高の季節(タイミング)だった。(ニッコリX10)

 ハウザー前官房長官も、かなり感銘を受けた様子。「素晴らしい神社だ。なるほど、岩の中にも神様がいるという発想なんだな」と呟いていた。榛名神社が貴重な文化遺産であり、優れた観光資源であることを再認識した。

 榛名神社から、車で伊香保温泉に移動。某旅館での昼食(和食)を堪能した。食事をしながら、群馬県とイスラエルとの連携の可能性について話し合った。とてもいい雰囲気だった。

 イスラエルは、今や世界最大の「スタートアップ」の拠点だ。人口は東京都より少ない1千万人弱。面積は四国とほぼ同じ。そのイスラエルで、過去数年間に誕生した「ユニコーン企業」の割合が、何と世界全体の10%を占めている。もちろん、起業率は世界一だ。

 ちなみに、ユニコーン企業とは、創業10年以内、市場の価値評価額が10億ドル以上で、かつ未上場の企業のことを指す。あのfacebookや twitterだって、最初は「ユニコーン企業」だった。

 群馬県が「スタートアップの聖地」から学べることは山ほどあるはずだし、必ずウィンウィンの関係を構築出来ると確信している。

 今年は難しくても、ぜひ来年のとこかで、イスラエルを訪問したい。ハウザー氏からも、「全面的に協力する」という言葉を頂戴した。

 榛名神社から前橋市に移動。15時過ぎに県庁に到着した。16時と16時30分に、それぞれ県議が来訪。大事な打ち合わせをした。

 17時30分。県庁を出て、前橋商工会議所の本部ビルへ。18時から「前橋経営者同友会」で講演。気がつくと、30分の予定が40分に。(ごめんなさい!)

 そもそも、知事として発信したいことが多過ぎるのだ。え?もちろん、2ヶ月後の知事選にも、言及させてもらった。

 さあ、これからyoutubeで内外の最新ニュースをチェックする。

 

 

<イスラエルの前官房長官と榛名神社を訪問>