2023年5月5日:パート2

 気がつくと21時30分。自重を使った軽い運動(筋トレ)も終わった。(ふう)熱い紅茶を飲みながら、前回のブログの続編を書く。

 今回、数ヶ月後に迫った知事選に関して、現職である自分が推薦を要請したのは、「連合群馬」という組織だ。今夏の知事選において、「自民党と公明党以外の政党に推薦を求める」という選択肢は、最初から存在しなかった。

 そもそも、次の選挙の1年前(昨年の夏)に、異例の早さで再選を目指して再び立候補することを表明し、自民党から(恐らく前例のない)選挙の9ヶ月前に候補者推薦を決めてもらった。連立を組む公明党からも、(やはり異例のスピードで)推薦を頂戴した。

 すでにこの時点で、翌年4月の県議選で「自民党と公明党の候補者を応援する」という方針は固まっていた。万一、連合側から、事前に「今回の知事の推薦要請を受け取る条件は、次の県議選で連合が推薦する候補者を応援してもらうことだ」と言われていたとしたら、連合に推薦を求めるようなことはしなかった。

 当然のことながら、自民党県連が党本部への推薦を決める際に、自分との間で取り交わした合意文書の中には、「(知事として)次の県議選で自民党の同志を応援する」という一節が含まれていた。が、特に「他の党の候補者を応援してはならない!」とは書かれていない。

 が、だからと言って、翌年の4月に予定されていた県議選で、「自公に加え、他党の候補者も応援する」みたいな分かりにくいことは出来ないし、やるべきでもないと考えていた。そんなことをしたら、たちまち仲間たちからの信用を失ってしまう。

 そもそも山本一太は不器用なのだ。「推薦さえもらえばこっちのもの」みたいな感覚で、狡賢く立ち回るようなことは、絶対にしない!!

 そうした立場を踏まえ、県議選では、自民党と公明党の候補者に絞って、応援活動を展開した。連日、県内各地を飛び回り、同志たちの当選のために、魂を込めた言霊を炸裂させた。

 どこかの新聞が、「まるで自分の選挙のような力の入れよう」と表現していたが、週末はもちろん、平日も公務の合間を縫って、あちこちで応援演説のマイクを握った。多少なりとも、勝利に貢献出来たと信じている。

 今回の県議選での自らの行動に関しては、自分の中に何の矛盾もない。「一貫した行動原理」として繋がっている。ただし、(正直に言うが)リベラル群馬や令明に所属している現職県議の人たちに対しては、「申し訳ない」という気持ちもあった。

 なぜそう感じていたのかは、次回のブログ(その3)で。