2023年5月5日

 

 夕方。今日もリラックスしながら、夏の知事選に向けた「政策集」の内容、今後の選挙戦略、温泉文化の推進等について、じっくりと考えを巡らせている。忙しくて書けなかったメールの返事も、まとめて送信することが出来た。(ホッ)

 少し前に、石川県(能登半島)で最大震度6強の地震が発生した。先ほど、馳知事に携帯メッセージを送信。「大型地震の被害が心配です。何か群馬県に出来ることがあれば、お知らせください!」と伝えた。

 まだ地震被害の全容は不明のようだ。被災した方々に、心からお見舞いを申し上げる。余震等の2次被害にも、ぜひ注意していただきたい。

 さて、今回の知事選に関しては、すでに「現職候補者としての推薦」を頂戴している自民党と公明党に加え、初めて「連合群馬」にも推薦を要請した。

 その理由は、定例会見でも丁寧に説明した。が、改めて自分の真意を記しておきたい。

 最大の理由は、過去3回に渡る連合群馬との意見交換会(政策要望を聞くための会議)を通じて、連合と山本県政の「実現を目指す社会の方向性」が概ね一致していると強く感じたからだ。

 そもそも県民の幸福度を向上させるために、様々な現場で働く人たちの意見に耳を傾けねばならないのは当然だ。昨年、米国インディアナ州を訪問した際にスバルの現地工場を視察したことで、益々、その思いを強くした。

 現地の工場に勤務する日本人従業員の人たちが、長年に渡って、地域の経済や日本のイメージアップに大きく貢献していることを目の当たりにした。そのことを、(群馬県知事というより)1人の日本人として、とても誇りに思った。

 加えて言うと、連合群馬が毎年、実施している県民1万人に対するアンケートの結果は、知事として大いに参考にさせて頂いている。

 毎回、最新の県民アンケートの傾向や数字を踏まえて、様々な問題を議論する中で、ハッキリ気がついた。

 「多文化共生の、様々な価値観を受け入れる社会の実現という点では、どう見ても、同じ目標を共有している!」と。

 県庁のあるベテラン職員から、「今まで見て来た知事の中で、山本知事ほど連合からの要望を真剣に聞き、本気で議論を重ねている人はいなかった」と聞いた。

 お世辞半分だとしても、毎回、真剣勝負で臨んでいる。「ここまで共通の理念や目指すべき社会の姿が変わらないなら、次の知事選で推薦を求めても、何の不自然もない!」これまでの連合との議論を通じて、そう考えるに至った。

 更に言うと、過去、連合群馬が知事選で候補者推薦に慎重な立場を取って来たというのが事実だとしても、大沢前知事の時代に(自分の記憶が正しければ)一度だけ、「支持」という方針を打ち出した前例がある。

 前知事が、県議会選挙で連合群馬の推薦する候補者を応援したことがあるのかどうか、それは調べていない。が、どう考えても、自分自身の連合への対応が、過去の知事に比べて劣っているとは思えない。

 大沢知事に「支持」が出たのなら、山本知事が何らかの応援を求めたとしても、特におかしな話ではない。そうでしょう?!

 もちろん、連合群馬への推薦要請は、前回の選挙でも推薦してくれた古巣の自民党と連立与党の公明党への推薦要請の暫く後に、様子を見ながら(特に自民党の推薦が正式決定したのを見極めた上で)行った。

 しかも、事前に、最大会派である自民党県連執行部の了解も得ていた。ここらへんは、政治家としての最低限の礼儀(踏んでおかねばならないプロセス)だ。

 当日は、こちらから連合群馬の本部に足を運び、佐藤英夫会長を含む役員の方々と面会した。その場にいた連合幹部の皆さんは、知事自身からの正式な推薦要請を、真摯に受け止めてくれた。(感謝)

 このブログを書いている現時点(5月5日現在)では、連合群馬から何の回答も頂いていない。恐らく審議中ということなのだろう。後は連合の皆さんのご判断だ。こちらは、連絡をお待ちするしかない。

 もちろん、選挙は(どんな時も)命懸けの真剣勝負だ。連合群馬からの推薦を頂ければ、これほど心強いことはない!ここから2ヶ月間は、1%の油断もなく、全力で駆け抜ける。絶対に勝たねばならない勝負だ。軽い気持ちで、推薦をお願いしたわけではない!!

 その上で、これだけは申し上げておく。たとえ夏の知事選に向けた推薦要望が通らなかったとしても、毎年の連合群馬との意見交換会(要望を聞く会議)は、しっかり続けさせてもらう。

 これまでどおり、アンケートの結果は県政の参考にしたいと思うし、連合側からの要望にも、真剣に耳を傾ける。

 ただし、連合関係者の皆さんには、知事として「働く人々の視点」をこれからも重視していくこと、明確な理由があって推薦の要請をしたことだけは、ぜひ、ご理解いただきたいと考えている。

 あ、そろそろ夕食の準備をしないと。次回のブログ(その2)では、知事の県議選における行動について説明する。