2023年3月24日

 17時過ぎ。いつもより早めに帰宅した。この後、19時から「政務」がある。少しリラックスしながら、最新のブログを書く。

 本日は午前9時30分に出発。そのまま高崎市役所に向かった。午前9時40分。富岡高崎市長と面会。続けて前橋市に移動。午前10時20分から山本龍市長と会った。

 県内の2つの中核市のリーダーに、マイナンバーカード申請率向上のための更なる協力をお願いした。

 高崎市役所と前橋市役所に立ち寄った後、県庁に出勤。幾つかの打ち合わせを挟んで、テイクアウトの昼食。金曜日は海鮮丼の日。なるべくよく噛んで食べた。これからは、「ゆっくり食事をする」癖をつけたいと思っている。

 14時。知事の定例会見。「ぐんまリトルベビーハンドブック」の発行や、再生可能エネルギー導入支援、若手クリエイターの映像作品によるロケ地PR等について発表した。

 15時30分。包括外部監査結果の報告を受けた。16時。自分へのご褒美(おはぎ1個)で、プロテインを補給。秘書課との打ち合わせの後、県庁を出た。

 早く帰れる日は(あんまりないけど)、早く帰る。その方が秘書課の負担も減るからだ。明日(土曜日)も、公務と政務がある。身体を休めることも大事だ。

 さて、午後からの定例会見では、「ぐんまリトルベビーハンドブック」を取り上げた。会見の冒頭、リトルベビーの保護者の交流サークル「LOKAHI(ロカヒ)リトルベビー群馬」代表の平原さんにも同席していただいた。(感謝)

 リトルベビーとは、予定日より早く生まれたり、発育がゆっくりだった等の理由で、小さく生まれた赤ちゃんのことを指す。

 群馬県内では、出生体重1,500グラム未満のリトルベビーが、毎年、約80人生まれている。小さく生まれた低出生体重児は、母子健康手帳に掲載されている月齢ごとの成長や発達過程が当てはまらない。リトルベビー問題に直面したご家族が、悩みや不安を抱くのは当然だ。

 こうした状況を踏まえ、群馬県では、小さく生まれた低出生体重児のご家族を支援するための「ぐんまリトルベビーハンドブック」を発行すると決めた。本日より、NICUがある県内8箇所の医療機関や市町村の保健センターで配布する。

 リトルベビーを養育することの大変さについては、これまで県議会でも、女性県議を中心に問題提起がなされて来た。さらに言うと、本日、会見室にお越しいただいたLOKAHIリトルベビー群馬の皆さんからも、小さな赤ちゃんを出産した時の不安な気持ちなど、切実な思いを直接、お聞きしていた。

 新しい群馬県総合計画では、「誰一人取り残されることなく幸福を実感できる社会」の実現を掲げている。この理念に沿った形で、リトルベビーを育てるご家族の不安を少しでも解消したい。今回、リトルベビーハンドブックを作成したのは、そんな県の強い思いがあったからだ。

 次に、ハンドブックの内容についても、説明する。

 このハンドブックは、リトルベビーを抱えるご家族の気持ちに寄り添えるよう、県内の先輩家族や医療関係者の協力のもとに作成したものだ。

 ハンドブックの特徴は、(1)リトルベビーの体重や発達の記録を書き込めること(2)リトルベビー特有の育児情報が掲載されていること(3)先輩家族や医療関係者からの応援メッセージが盛り込まれていること、だ。

 配布対象者は、主に「生まれた時の体重が1,500グラム未満の子をお持ちのご家族」と、「2,500グラム未満の低出生体重で生まれ、配布を希望されるご家族」となっている。

 このハンドブックを発行することで、悩んでいる方々に「支えになる人や場所がある」ことを知ってもらい、前向きに子育てに取り組んでいただきたいと考えている。

 この4月には、こども家庭庁が創設される。政府は、こどもの利益を第一に考え、こどもの視点に立った政策を強力に進めていくことを明言している。

 そうした流れを受けて、群馬県も、子ども医療費の無料化を高校世代まで拡大するなど、子育て支援に力を注いでいる。今回のハンドブック作成を、子育て環境の更なる充実に繋げていきたいと思う。
 

 

<リトルベビーハンドブックの発行を発表>

 

<県立県民健康科学大学の卒業式で祝辞>