2023年1月29日

 夕方。高崎の自宅にいる。ブラッドオレンジジュースと炭酸で、新しい飲み物を合成した。(笑)これが結構、美味しい。

 ちょっとしたことで幸せな気分になれるのも、「ご機嫌力」の指数が高いお陰だ。

 日曜日の今日は、2つの政務をこなした。午前中は、伊勢崎市内の集会に出席。4月の県議選に立候補する某市議の励ます会で、熱い応援演説を炸裂させた。そもそも、他の来賓とは、熱量が違う!後援会の方々も、そう感じたはずだ。

 午後は、高崎市内で開かれた某県議の県政報告会へ。ここでも、県議選への支援を呼びかける熱い言霊を放った。知事の白いスニーカーも、すっかり定着した感がある。

 県内各地で、県議会の仲間たち(新人も現職も)が、2ヶ月後の戦いに向けた準備を加速させている。選挙期間中は、(公務の合間に)全県を飛び回ることになる。それから3ヶ月後には、知事選に突入するという流れだ。

 何度も言うが、知事選に関しては1%の油断も慢心もない!2月からも、高崎地区や前橋市地区の大規模集会を行う予定だ。

 え?今の構図だと、楽に勝てるんじゃないかって?!残念ながら、世の中は、そんなに甘くない!もしかすると、県議選前後(?)に有力な候補者(?)が名乗りを上げるかもしれない。

 どんな強力なライバルが出て来ようと、必ず競り勝ってみせる!!そのために、昨年の夏から準備を重ねて来たのだ。

 さて、一昨日(27日)の知事会見では、高校生までの医療費無料化に加え、県の病院局が開設、運営している「群馬県立小児医療センター」の建て替え再整備を行う方針も発表した。

 再整備に必要な予算のうち、まずは再整備の基本構想(マスタープラン)の策定に必要な費用を、来年度の当初予算に計上したいと考えている。

 小児医療センターは、昭和57年、群馬県唯一のこども専門病院として、当時の北橘村、現在の渋川市に開設された。以来、40年が経過している。

 この間、小児・周産期医療の3次医療機関、つまり「群馬県の小児・周産期医療の最後の砦」として、群馬県の子どもたちの健康と成長を支えて来た。

 更には、NICUなど産科と新生児科の両方で高度な医療を提供出来る「総合周産期母子医療センター」としても、県内で唯一無二の存在となっている。

 開設して40年となるこの小児医療センターでは、(特にここ5、6年の間)建物の老朽化や医療機能に関する様々な課題が顕在化していた。

 建物については、頻発する雨漏りをはじめ、電気や給排水設備などの老朽化が深刻な問題となっている。修繕だけでは対処しきれない問題もあり、このままでは、診療の提供にも支障を来しかねない厳しい状態だ。

 医療機能という点でも、(子ども専門病院という位置付けからやむを得ない部分もあるものの)小児患者以外への対応が困難という課題がある。

 例えば、それまでかかりつけとして受診を続けていた患者であっても、成人期に達してからは診療を受けられないケースがある。加えて、周産期の母親に十分な医療を提供出来ないという問題も抱えている。

 小児医療センター再整備に関しては、前回の知事選の際に掲げた政策集でも、「小児医療センターの機能を強化。母体を含めた周産期医療の体制を整備」という問題提起を行なっていた。

 更には、知事就任直後にも、小児医療センターを視察。小児医療の問題は、当初からずっと県の抱える懸案事項の1つとして認識していた。

 前知事の時代から、何となく結論が先延ばしにされてきた感じがある。どこかで、この問題を解決するための決断が必要だと思っていた。

 にもかかわらず、猛威を振るう新型コロナや豚熱への対応に忙殺され、思うように議論を進められない状況が続いていたのだ。

 その中でも、建物の整備や医療機能の強化に関して、「県立病院の未来を考える有識者会議」の場で、慎重かつ抜本的な議論を積み重ねていた。

 上記の有識者会議が令和4年1月に取り纏めた報告書の内容を受け、県関係者と度重なる協議を行い、熟慮に熟慮を重ね、様々な選択肢を検討して来た。

 加えて、県議会においても、昨年12月の第3回後期定例会の中で、「小児医療センターの方向性について早期の結論を求める決議」が採択された。

 すなわち、予算の議決権を持つ議会からも、一刻も早く今後の方向性を示すことを求められていた。今回の決定は、必ず県議会からの後押しを頂けると確信している。

 こうした流れを総合的に勘案した結果、新型コロナが徐々に落ち着き始めたこのタイミングで、小児医療センターを再整備することを決定したのだ。

 再整備の詳細は、来年度以降、基本構想「マスタープラン」として具体化していく予定だ。

 県としては、引き続き、県民ニーズに応じた役割、機能を果たせるよう、小児・周産期医療の充実強化を図っていく。

追伸:本日、発表された県内の新型コロナ感染者数は616人。亡くなった人は2名。病床使用率は40、3%まで下降した。今後も油断なく、状況をウォッチしていく。

 

 

<小児医療センターの建て替え方針を決定>

 

 

<4月の県議選を戦う現職、新人候補の応援演説>