2022年11月15日

 23時過ぎ。少し前に帰宅した。

 夜は3人でマスク会食。前向きなエネルギーに溢れた人と話すのは、いつも楽しい!

 本日は、午前9時30分から庁議。冒頭の知事挨拶では、先日、発足した「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進議連」の感想や、昨日のG7在京大使館訪問の狙い等について述べた。気がつくと、30分近い演説になっていた。まあ、いつものことだ。

 庁議の後は、幾つかの問題に関して、関係部局と協議。午前11時30分。県測量設計業協会と柔道整復師協会の役員が、続けて来訪。この2つの組織から、来夏の知事選における候補者としての推薦状を手渡された。(感謝)

 13時。週一回の政策会議に出席。14時30分。3人の市長(大田市長、高崎市長、前橋市長)から、市長会の要望書を受け取った。15時。群馬県のゴルフ関係団体の幹部が来庁。ゴルフというスポーツを通じた地域振興や経済活性化策についての要望を聞いた。

 16時。11月補正予算に関する協議がスタート。18時30分。32階の「tsulunos」スタジオへ。「直滑降ストリーム」(となりの始動人コーナー)の収録に参加した。マルチな分野で活躍を続ける藤岡市出身の次世代ジモティー、「里咲りさ」さんのエネルギーに圧倒された。この人、どう見てもただものではない!!

 さて、本日の県内新型コロナ新規感染者は2,035人。先週同曜日(1,510人)と比べて、500人ほど増加した。病床使用率は49、7%。このまま5割を超える可能性もある。

 重症者は4名。「第8波」の到来(?)を受けて、重症化を防ぐワクチン接種がより重要となって来る。引き続き、県民の皆さんに、積極的な接種を呼びかけていく。

 さて、ここからは、防災ヘリコプター墜落事故現場への慰霊登山道整備に関する最新状況を報告する。

 平成30年8月、県防災ヘリコプター「はるな」が中之条町の山中に墜落。搭乗していた9名全員が死亡するという悲劇的な事故だった。最愛のご家族を一瞬で失われたご遺族の皆様に、改めて、心からのお悔やみを申し上げたい。

 群馬県としては、これまで、ご遺族のご要望等をお聞きしながら、慰霊碑の建立や追悼式、慰霊登山などの各種事業を実施してきた。今般、そうしたプロセスを積み重ねる中で、懸案となっていた「新たな慰霊登山道」の整備ルートが決定した。

 慰霊登山については、これまで長野県側の入山口から草津峠を経由して墜落現場に至る片道約5kmのルートを使用してきた。ブロブの末尾に添付したスライド中の青線が既存のルートだ。

 しかしながら、このルートには、民間管理地を通るため特別な通行許可が必要なこと、片道約5kmと距離が長く、慰霊に訪れる方々への負担が大きいという問題があった。このため、ご遺族からは、「距離が短く、自由に通行出来る新たな登山道」の設置に関する強い要望が寄せられていた。

 こうしたご要望にお応えするべく、県としても、ここまで様々なルートについての検討を重ねてきた。加えて言うと、ご遺族にも現地調査に同行して頂いた。その結果、今般、新たなルートについての合意を得ることが出来た。

 新しいルートは、墜落現場からみて南側にある「渋峠と横手山山頂を結ぶ管理用道路を起点として、墜落現場に降りる」片道約1kmの道筋だ。スライドの中の、赤線で示されている部分がこれに当る。

 高低差が大きく、険しい山道ではあるが、新しいルートの整備が完成すれば、約1kmで現場まで到達出来る。旧来のルートと比較して、大幅な時間短縮が可能となる。

 なお、上述した新しいルートは、令和6年度中の供用開始を見込んでいる。今後、ご遺族はもちろん、環境省や林野庁などの関係機関とも必要な相談を行いつつ、(さらに安全対策にも十分配慮した上で)設置に向けた準備を進めていく方針だ。

 知事として、この事故でお亡くなりになった方々のご遺志を胸に刻み、この航空事故を風化させないことが何よりも重要だと考えている。今後、2度とこうした悲惨な事故が起きないよう、慰霊登山道の整備はもちろん、防災ヘリコプターの安全、確実な運航にも全力を尽くしていく所存だ。

 スゴく眠い。が、少しでも運動しておかないと。(ふう)

 

          <慰霊登山道の新ルート>

 

<県測量設計業協会からの推薦が決定>

 

<柔道整復師政治連盟からも推薦状>

 

<里咲りささんの始動人ぶりに脱帽!>