2022年11月14日

 

 18時過ぎ。東京駅で地元に向かう新幹線をキャッチした。高崎駅に着く前に、今日のブログを書いてしまおう。

 本日は、午前中から東京日程。宇留賀副知事、大久保産業経済部長等と、在京G7の4つの大使館を回った。目的は、来年4月に群馬県で開催される予定の「G7デジタル•技術大臣会合」のPRだ。

 今回、群馬県として初めて誘致したG7の閣僚会合が、本県の魅力を世界に向けてアピールするための絶好の機会であることは疑う余地がない。だからこそ、来県するG7関係者の皆さんに、群馬県の「素晴らしい印象」を持ち帰ってもらいたいと思う。G7の在京大使館訪問(第一弾)は、そのための「地ならし」と言える。

 午前10時。米国大使館で、レイモンド•F•グリーン主席公使と久々の再会。自分が第2次安倍内閣の沖縄担当大臣だった頃、当時の沖縄総領事だったグリーン氏とは、何度か顔を合わせている。

 グリーン氏は、とにかく日本語が堪能。日本での勤務経験が長いこともあって、日本の状況を熟知している。温和な語り口だが、相変わらず「政治や外交に関する洞察は鋭い!」と感じた。群馬が開催地となるG7閣僚会合はもちろんのこと、幅広い話題について議論を交わすことが出来た。

 午前11時30分。英国大使館に到着。知日派のジュリア•ロングボトム大使が迎えてくれた。初対面だったが、噂どおりの「日本語の達人」だった。なるほど、気さくで、チャーミングな人柄だな。

 G7閣僚会合に加えて、日本の政治や経済についても意見交換した。今日の知事とロングボトム大使との懇談を契機に、群馬県と英国企業との連携の可能性も、積極的に模索していきたいと考えている。

 14時。EUの在京大使館(駐日EU代表部)を訪問。ジャン=エリック•パケ大使と面会した。先般、外務省の地方視察プログラムで、草津温泉に来訪した各国大使の1人。こんなに早く再会出来るとは、思ってもみなかった。近いうちに、プライベートでも、一緒に食事をすることになりそうだ。

 パケ大使はフランス出身。スマートで、知的な紳士だ。群馬県側の説明を、熱心に聞いてくれた。嬉しかったのは、閣僚会合開催に向けた群馬の取り組みを、高く評価してくれたこと。会議のスケジュールに関しても、幾つか前向きな提案を頂戴した。どんな対応が可能なのか、(デジタル庁とも相談の上)よく研究してみたい。

 16時30分からは、在京のカナダ大使館で、イアン•マッケイ大使と面会。この人も、日本をよく知る親日家だ。学生時代、山口県(下関市)にホームステイしていた経験があることに加え、過去には、金融関係のビジネスで日本に滞在していた時期もある。群馬県の要望は、きっとカナダ政府に伝わる。そう確信した。

 いつもと同様、とても中身の濃い東京日程だった。(ふう)急に襲ってきた睡魔に逆らわず、寝る。高崎駅に近づいたら、同行している係長が起こしてくれるはずだ。
 

<ロングボトム駐日英国大使を訪問>

 

<駐日代表部のジャン=エリック•パケ大使と>

 

<マッケイ駐日カナダ大使は大の親日家>