2022年9月3日:パート2

 夕方。運動する前に、本日2本目のブログを書く。

 一昨日(1日)の定例会見の目玉は、「令和4年度9月補正予算案」の発表だった。今回、県議会に提出する補正予算案のキャッチコピーは、「物価高騰対策+(プラス)未来投資予算」だ。

 補正予算案の内容は、翌日の地元メディア等で、大きく報道された。が、このブログでも、改めて概要を説明しておく。

 現在、群馬県は、新型コロナの再拡大に加え、ウクライナ情勢の影響等による原油価格や物価の高騰などの問題に直面している。県民や事業者の方々にとって、厳しい状況が続いている。

 こうした事態を踏まえ、今年度の9月補正予算では、物価高騰により経済的に厳しい状況に置かれている県民や、特に大きな影響を被っている事業者等に対する支援を含め、全般的な物価高騰の影響を緩和する対策を、緊急的かつ機動的に実施することに主眼を置く。

 物価高騰対策については、これまで、5月補正予算を通じて、新ぐんまチャレンジ支援金など、商工業分野を中心とした対策を講じてきた。こうした対策に加え、今回の補正では、農林業、保育・教育現場、福祉現場を「価格上昇分の一部を緊急的にカバーする」という形で支援する。

 併せて、今後も続くと思われる価格の高騰に対するレジリエンスを高めるため、農業分野を中心に、設備投資などの構造改革を促す取り組みも実施する。

 前述したように、今度の補正予算で最も重視すべきは、物価高騰対策だ。が、時代の変化に対応し、新しい群馬を切り拓くための前向きな取組も(引き続き)進めていく必要がある。

 結果として、予算案の総額は、256億7,712万円となった。予算案を構成する大きな4つの柱は、(1)原油価格・物価高騰対策(2)新しい群馬を切り拓くための『未来への投資』(3)喫緊の課題への対応(4)財政健全化〜だ。

 このブログでは、特に(2)の「未来への投資」を取り上げる。

 知事のトップセールスや未来構想フォーラムなどを通じ、県内外の様々な立場の方々から、ご意見を伺って来た。あらゆるチャンネルを通じて集めた情報を総合的に分析しつつ、早急に着手する必要があると判断した「未来への投資」を、9月補正予算に入れ込ませてもらった。

 例えば、予算案の中に、「デジタル映像クリエイティブ拠点化の推進」を盛り込んだ。具体的に言うと、「Gメッセ群馬に、デジタル映像制作に必要な環境を整備する」という事業だ。

 これこそが、新・群馬県総合計画(ビジョン)に掲げた「クリエイティブ産業の育成」を進めるための第1歩となる。今後も、あらゆる手段を駆使して、「県内にデジタル映像産業を創出する」ことを目指したい。

 加えて言うと、知事就任にあたって掲げていた「アートを活用した地域振興」を推進するため、「群馬版1% for art」の実現に向けた予算も提案している。

 「1% for art」とは、(一般的には)「公共建築費用の1%を、その建築に関連・付随する芸術・アートのために支出する」という制度のこと。今度の補正予算案には、このシステムの構築を検討するための予算も計上している。若いアーティストを育成したり、アートを軸とした地域の活性化を図るためだ。

 更には、「県庁前県民広場の再整備」も打ち出した。県庁周辺を「より多くの人を惹きつける」空間に生まれ変わらせたい。そのために、県民広場に設置されているモニュメントの撤去や芝生の張り替えを実施する。同時に、県民広場の新たな活用策も、(あらゆる叡智を結集して)検討していく方針だ。

追伸:県庁広場のモニュメント(芸術作品)を撤去する反面、県庁のあちこちに置かれたアート作品は、もっと県民にアピールしたいと思っている。

https://nordot.app/938013912007671808

https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/168807

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f79cb7ac06f9719659d4b6891d670656a0d6bd