2022年8月28日

 日曜日の午後。高崎市内のカフェで、パソコンを起動させた。久々に時間をかけて、市内を散策。街の様子を観察した。

 街行く人の誰もがマスクを付けていることを除けば、コロナ発生以前の日常と変わらない風景だ。感染者数が高止まりしていることには注意が必要だが、街中に賑わい(人出)が戻って来ているのは嬉しい!高齢者の姿も、以前より多く見かけるようになった。

 少し前に、市内のドコモショップで、スマホ(iPhone)の機種を変更する手続きを済ませた。とにかく予約が一杯で、週末しかアポが取れなかった。

 過去のブログでも触れたが、楽天モバイルやViberも使っている。が、(現時点で)全てを切り替えるつもりはない。

 スマホの切り替えには、様々な操作や署名が必要だった。が、思ったより早く終わった。9月の海外出張の前に、どうしても切り替えておかなければならなかった。(ホッ)古い機種だと、デジタルを活用した新型コロナの陰性証明に対応出来ないからだ。

 ドコモショップで対応してくれた女性スタッフの丁寧かつ親切な対応に、ちょっぴり感動!これだけで、とても気分のいい1日を過ごすことが出来る!(感謝)

 新型コロナと言えば、本日、県内で新たに判明した新型コロナの新規感染者は1,888人。前週同曜日(2,448人)を下回った。病床使用率は微増。亡くなった方は3名。90歳代の女性1名と80歳代の女性2名だと報告を受けている。

 それはそうと、7月10日に実施された「第26回参議院議員通常選挙」での群馬県内の年齢別投票率の調査結果がまとまった。前回の会見でも説明したが、このブログにも書き残しておく。末尾に添付したスライド(グラフ)も参考にして欲しい。

 上述したグラフは、18歳選挙権が初めて適用された6年前の参院選から、今回の参院選までの投票率の推移を示したものだ。

 まず、全体の投票率は48、49%だった。前回の参院選よりも0、31ポイント上がったものの、全国平均に比べると、3、56ポイント低い。全体としては、低調な投票率に留まった。

 が、その中でも注目すべきは、10代の投票率が大きく向上していることだ。具体的には、18歳では43.16%、19歳では34.39%を記録。総務省が公表する全国平均値より、それぞれ4ポイント以上、高かった。特に3年前の前回参院選と比較すると、8から9ポイント程度の大幅な増加となっている。

 あらゆる選挙で投票率低下の傾向が強まる中、若い世代の投票率アップは、全国的に大きな課題だ。

 結果として、群馬県では、全ての年齢を合わせた全体の投票率では全国平均に及ばなかった一方、10代投票率は高い数値を示した。群馬県の特徴的な傾向と言っていい。

 群馬県では、これまで若年層をターゲットに、投票率向上や主権者意識を高めるための対策を進めてきた。

 例えば、選挙管理委員会では、昨年4月に、県内全大学等と県選管でコンソーシアムを立ち上げ、大学横断的な主権者教育の実施を支援している。加えて、県議会では、県議が高校に出向き意見交換等を行う「ガチ高校生×(かける)県議会議員」などの取り組みを進めている。

 こうした中、今年度は、県として、さらに斬新な事業を打ち出した。そのひとつが、合同記者会見でも発表した「笑下村塾と連携した選挙授業」だ。

 この授業の講師はお笑い芸人。ロールプレイやクイズを通じて楽しみながら学習できるユニークな企画。このプロジェクトを、高校3年生を対象に、今年の参院選前に集中的に展開した。現在までに、県内の全79校のうち、49校、約9千8百人の生徒に対して、授業を行なっている。

 もちろん、若者の投票率が上昇した背景には、様々な要因があると思う。が、上記の「笑下村塾」の試みも、10代を含む若者が「政治や社会問題を自分事として考える」きっかけとなり、若者の主権者意識の向上と投票率の向上に繋がったと確信している。

 今後も、若者世代の投票率を上げるための様々な対策の実施内容や手法を進化させながら、より効果的な取り組みを推進していきたいと考えている。