2022年8月9日

 

 午前11時から新型コロナ関係部局長会議(ウェブ)を招集。感染の現状や今後の対応を話し合った。

 まだ数字は確定していないものの、本日の新規感染者数は、(昨日に続き)先週同曜日を下回りそうな気配だ。感染がピークアウトしたかどうかの判断は、まだ難しい。が、悪い流れにはなっていないと思う。現時点での重症者は3名。亡くなった方が2名いた模様だ。

 今後も焦らず、冷静に対処していく。

 さて、昨晩、気になっていたNHKの最新世論調査(5日からの3日間で実施)の結果が公表された。それによると、岸田内閣の支持率は46%、不支持率は28%だった。

 政権の支持率は3週間前の調査と比べて、13ポイントの低下。不支持率は7ポイント増加した。内閣支持率は、昨年10月の内閣発足以来、最も低くなったことになる。

 毎回のことではあるが、今回もNHKの数字が、最も自身の体感に近い。実態を最も正確に反映している気がする。某メディアの6割近い支持率は(どう考えても)高すぎるし、別のメディアが少し前に報じていた4割そこそこの数値は、低過ぎる。

 総理官邸も党本部も、恐らくNHKの数字を最も参考にしているはずだ。

 岸田政権の支持率が急落した要因は1つではない。日本全国が第7波に見舞われ、新型コロナ感染者が再び急増していることも影響しているはずだ。が、最大の原因が、連日、テレビやネットで流されている「自民党議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係」に関する報道にあることは、疑う余地がない!

 地方から見ていると、この問題に関する永田町の認識と一般庶民の感覚には、明らかに「大きなズレ」があると感じる。多くの自民党議員が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と何らかの繋がりを持っていたことに対して、国民は思った以上の衝撃を受けているのだ。

 「この際、自民党議員は旧統一教会との関係を断つべきだ」という趣旨の発言をした茂木幹事長の姿勢は、間違っていないと思う。

 特筆すべきは、どの世論調査のデータを見ても、国民の大多数が「政党も国会議員も、旧統一協会と政治の関係を十分に説明していない」と考えているということだ。

 この事実を重く受け止め、知事である自分も(改めて)説明責任を果たす必要があると感じている。もちろん、国会議員時代も含めて、「旧統一教会とは一切、関係がない」と断言出来る。が、次の定例会見で、その点を(もう少し具体的に)説明しておこうと決めた。