2022年7月24日

 午後。熱いハーブティーを飲みながらのブログ。

 たった今、歌代健康福祉部長から電話で報告を受けた。群馬県内で判明した本日の新型コロナ感染者は1,847人。前週同曜日(998人)から2倍近くに増えている。亡くなった人はいないが、入院患者が多い。現時点で、病床使用率が5割を僅かに超えた可能性もある。

 何度も書いているように、各都道府県が発表している病床使用率の実態には、違いがある。実は「単純な比較は難しい」のだ。例えば沖縄県の場合、71%の段階でも、テレビのインタビューに答えた地元の医療関係者が、「すでに医療崩壊が起きている状態だ」と危機感を訴えていた。

 過去のブログでも触れたが、群馬県では、医療機関と県が協議をしながら慎重に新型コロナ向け病床の数を積み上げて来た。その点では、「何とか8割くらいまでは対応出来るのではないか」という感覚がある。

 以前にも説明した憶えがあるが、そもそも医師や看護師を含む医療関係者を確保出来なければ、物理的に病床を確保したとしても、実際には使えない。すなわち、「架空の病床数」になってしまうのだ。

 仮に(群馬県より)確保病床数の見積が甘い都道府県があるとすれば、7割に達する前に(?)「実質的な医療崩壊状態となる」地域もあるのではないか?!もしかすると、病床使用率の上昇が遅いというより、それ以上は入院出来ないために、この数値が低く抑えられているケースも出て来ているのではないか?そんな気がしてならない。

 群馬県が掲げた病床確保の目標(650床)は、ほぼ達成した。ここまで来るのは大変だった。が、それでも、1日あたり「2千名を超える感染者数の発生」は、想定していない。医療関係者の方々のご理解を頂きながら、更なる積み増しの努力を続けていくしかない。その点を、改めて健康福祉部にお願いした。

 さて、ここからは、4回目のワクチン接種に関する「副反応」の続報。接種を受けたのは、昨日(22日)の15時過ぎ。翌日(23日)の早朝に発熱が無かったので、すっかり安心していた。が、昨晩、少しだけ熱(37度台)が出た。
 
 たっぷり睡眠を取ったお陰で、今日の昼くらいまでには、すっかり回復した。結果として、「軽い副反応」だったとはいえ、やはり、接種の翌日は(念のために)休みを取っておいた方がいいと思う。

 何れにせよ、メリット(感染防止&重症化予防)がデメリット(副反応)に比べて「圧倒的に大きい」ことだけは間違いない。4回目の対象となっている県民の皆さんには、ぜひ、1日も早く接種を受けて頂きたい。急激に増加している中等症患者の95%は、65歳以上の県民なのだ。

 加えて、3回目の接種を受けていない方々、特に、接種率が相対的に低い若い世代の皆さんにも、改めてこう呼びかけたい。

 若くても重症化するケースはあります。皆さんご自身はもちろん、皆さんの周りの大切な人を守るために、ぜひ、出来るだけ早いワクチン接種をお願いします!!