2022年7月15日

 21時過ぎ。30分ほど食休みを取った後で、パソコンの電源を入れた。ふうむ。初めて買ってみたこの蜂蜜ヨーグルト、かなり美味しい。容器もちっちゃくてカワイイし。

 さて、本日、県内で新たに確認された新型コロナ感染症者は957人。前週同曜日(395人)の2倍以上に増えた。亡くなった人はいないが、さすがにここまで感染者数が増えて来ると、病床使用率も上がらざる得ない。最新の値では、2割を超えているはずだ。

 昨日時点の病床使用率に関して言うと、群馬県の数字が(初めて)首都圏で最も低くなった。(別添参照)もっとも(今日の数値を受けて)明日はまた、順位が変わるかもしれない。

 報道によると、今日の全国の感染者数は10万人を超えたとのこと。今年の2月以来だそうだ。諸外国の例から見ると、まだまだ増える気がする。一時的には、過去最多までいくのではないか?!ただし、これまでの感染急拡大とは、状況が違う。その点を、冷静に見極める必要がある。

 午前中に開かれた政府の対策本部会議で、岸田総理が、「現時点で新たな行動制限は行わない。最大限の警戒を続けつつ、社会経済活動の回復に向けた取り組みを進めていく」という方針を示した。群馬県も、政府のこの考え方に沿った形で、第7波に対応していくつもりだ。

 昨日の定例会見で、「群馬県は、独自のガイドラインに基づく警戒度『1』を維持する」と発表した。当日に開いた「新型コロナ対策本部会議」での議論を踏まえた決定だ。

 直近1週間の新規感染者数は、昨日の942人を含め、4,150人となった。先週の1,650人から大幅に増加。感染拡大のペースが急速に早まっていることが見てとれる。

 加えて、先週8日、県内で初めてオミクロン株の別系統「BA.5」が確認された。「BA.5」は、ワクチンや感染で得られた抗体をすり抜ける力が強いと指摘されている。今回の再拡大の要因の1つであることは、間違いなさそうだ。

 「BA .5」に関しては、感染力が強い可能性がある一方、重症度はまだ明らかになっていない。県では、引き続き、この新たなウイルスの発生動向を注視していきたいと考えている。
 
 当然のことながら、急速な感染拡大に伴って、客観的な数値、療養者の状況、入院者患者の年代や症状等は悪化しつつある。が、それでも、病床使用率や重症者が急増しているわけではない。現段階で、県内の医療提供体制が「ひっ迫している」状況には至っていない。

 何度も言っているように、ここは冷静に対処することが肝要だ。これまでの知見や経験を生かしつつ、県民の皆さん1人1人と協力して、感染防止対策と社会経済活動の両立を図る。このことに、全力を尽くしたい。

 ちなみに、今回、警戒レベルは「1」を継続することとしたが、県民の方々への要請内容は、一部変更させていただいた。

 基本的な感染防止対策に加えて、特に強調したいのは、感染リスクの高い「大人数・長時間での会食や飲み会」に十分に注意していただくこと。熱中症を防ぐための「場面に応じたマスクの着脱」と「換気の実施」だ。併せて、積極的なワクチン接種もお願いします!!

           <警戒レベル1における要請内容>


<新規感染者数の推移>

 

<群馬の最新病床使用率>