2022年6月21日:パート2

 21時30分。熱いミルクティーを飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 15時。過去の知事の時代に、県庁のアートプロジェクトに携わっておられた芸術家(東京藝大名誉教授)が来訪。この方の案内で、県庁内にある数々のアート作品を視察した。自分が知事に就任して以来、新たに打ち出したベクトルの1つは、アートやデザインによる地域の振興だ。

 なるほど、県庁の内外に、これほど貴重なアートのアセット(財産)があったんだな。新鮮な驚きだった。

 17時30分。県庁32階で「成人の日記念行事」のための知事のメッセージ動画を収録。今までとは違う、斬新な(?)お祝いメッセージを撮った。(乞うご期待?)

 それはそうと、明日(6月22日)は、参議院選挙の公示日だ。知事の日程は終日、東京。午前10時から、都内で某有力企業の社長と面会する。知事の「トップセールス」の一環だ。

 相手の方には、かなり無理して時間を作っていただいた。たまたま選挙の公示日に重なったからといって、キャンセルや変更は難しい。明日は、知事としての公務に全力を尽くす!!

 地元では、参院の重鎮でもある現職の自民党候補を応援する。知事としての姿勢は、先週の会見でも明確にしている。というか、この方針は、先月下旬に小渕優子自民党県連会長にも、自民党県議団執行部にも、電話で正式に伝えてある。

 が、地元メディアの報道だと、陣営は、優子さんを選対委員長とする盤石の布陣らしい。実際には、知事の力なんて、ほとんど必要ないだろうと考えている。

 前回の衆院選の際は、かつての仲間たち(自民党の複数の同僚議員たち)から、応援要請があった。結果として、(現職の知事なのに)各地を飛び回ることになった。が、今回の参院選では、(正直言って)どこからも、「ぜひ、応援に入って欲しい」という連絡がない!

 ちょっと寂しい気もするが(笑)、それだけ、各選挙区の自民党候補者が有利な戦いを展開しているということだと捉えている。

 が、それでも、激戦が伝えられる長野選挙区には、選挙中に足を運ぶ。参議院議員時代の後輩で、現在は衆議院で活躍する若林健太衆院議員が、自民党の新人候補を当選させようと、必死で頑張っている。健ちゃんと並んで、街頭演説のマイクを握る!!

 過去のブログでも触れたが、原則として「候補者本人から呼ばれない場所には、応援に行かない」と決めている。例えば、圧倒的な知名度を誇る安倍元総理や菅前総理、国民的な人気を誇る河野太郎氏とか、小泉進次郎氏のような政治家ならいざ知らず、山本一太が(お願いされてもいないのに)選挙区に応援に入ったところで、何の役にも立てない。逆に陣営に迷惑をかけるだけだ。そうでしょう?!(笑x2)

 見方を変えれば、今回、「どの候補者からも応援の要請がない!」というのは、国政選挙の期間中も、「知事としての仕事に集中せよ!」という天の声だという気もする。実は、その方がありがたい。毎日、県民のためにやるべきことが、山ほどあるからだ!!

追伸:当然のことではあるが、参議院選挙の期間中は、自身の地区後援会の役員会は開かない。地元の選挙活動の邪魔になったら困るもの。え?県主催の「未来構想フォーラム」の日程は変えない。こちらは、県の行事として粛々とやらせてもらう。

           <県庁周辺のアートを視察>