2022年5月3日

 21時過ぎ。今日は、気持ちのいい気候だった。合わせて、10キロ以上、歩いたと思う。今晩の運動は、両肩のリハビリ体操と腹筋だけで十分だろう。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は444人。先週同曜日(562人)より約120人減少。昨日、退院した人が多かったこともあり、病床使用率は30%を切ったようだ。が、全国的には、相変わらず、高い水準にある。

 過去のブログでも指摘したが、最大の理由は、群馬県における「新型コロナ感染者の入院率」が高いことだ。例えば、5月1日時点の関東地方の入院率を見ると、東京都2%、神奈川県3%、千葉県2%、埼玉県4%、栃木県2%、茨城県3%となっている。対して、群馬県は5%と、関東地域で最も高い。

 健康福祉部にも分析してもらっているが、「群馬の入院率が高い」理由が、また良く分かっていない。誤解のないように言っておくが、いかなる場合でも、「医学的に入院治療が必要」と判断された方には、必ず入院してもらう。これは、当然のことだ。

 が、それはそうとしても、GW後には、新たな感染急拡大(第7波)に見舞われる公算が大きい。そうなった場合でも、県内の医療提供体制を適切に維持しつつ、地域経済を回し続ける知恵を絞らなくてはならないのだ。

 そのためにも、県民への3回目のワクチン接種を加速させ、病床数を積み上げる努力に加えて、「相対的に入院率が高い」要因を把握することが重要なのだ。どんな問題でも、原因が分からなければ、適切な対策は講じられない。そうでしょう?!

追伸:連休開始直後から、群馬県内の観光地も、かなり賑わっていると聞いた。東京の友人たちは、口を揃えて、「都内の人流は、コロナ前の状態に戻った気がする」「違いは、皆がマスクを付けているかどうかだ」などと言う。

 これはこれで、とても嬉しいことだ。国内の「脱コロナ意識」の広がり自体は、歓迎している。現段階での国民の意識や行動パターンを考えても、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」のような対策や、外出を抑制する呼びかけ等は、益々、効果が薄くなっている。誰もが感じていることだ。

 それでも、新型コロナから県民の生命や暮らしを守り抜かねばならない知事として、これから起こる「第7波の影響」を考えない訳にはいかない。新たな感染の急拡大に直面した時、どこまで腹を据えて対応出来るかどうか?!連休後の遠くない時期に、政府と自治体、双方の覚悟と意識の転換が求められる場面が出てくるに違いない!!