2022年4月26日

 21時。高崎の自宅で、パソコンを起動させた。夜は、市内のカフェレストランで、宇佐美メディア戦略アドバイザーと会食。少し前に帰宅した。

 本日は、午前9時30分から庁議。冒頭の知事挨拶は25分。先週、太田市内で発生した豚熱への対応に触れると同時に、昨日の「前橋地区未来フォーラム」の感想を述べた。

 後半では、連日、米国で大きく報道されているジョニーデップと前妻のアンバーハードの裁判や、Netflixへのトップセールス等の話題にも言及した。少し柔らかい話も盛り込まないと、バランスが取れないからだ。

 庁議終了後は、5月補正予算等に関する協議。関係部局からのヒアリングもやった。いつものように、2人の副知事、総務部長、財政課長等が同席した。

 13時。週1回の政策会議に出席。14時。マスコミ関係者が来訪。14時45分に県庁を出て、前橋商工会議所の本部ビルに向かった。15時から、知事と行政書士会との意見交換会に出席。参加者全員から話を聞き、知事自身が全ての要望や意見に対して、コメントした。とても勉強になった。(感謝)

 16時。再び県庁に戻り、ウェブで開かれた全国知事会議(新型コロナ対策本部会議)のモニターの前に座った。16時30分頃に発言。20日に霞ヶ関でお目にかかった斎藤国交大臣が、群馬を含む5県の知事の要望に応え、都道府県が5月以降も県民割事業を続ける場合には、「既に配布済みのGoToトラベル関連の予算を充てる」方針を決めてくれたことを報告。政府(国交省)の迅速な対応に、感謝の意を述べた。

 これは、県民割事業を積極的に活用して来たために、財源不足となる懸念を抱える地域にとって、何よりも有難いニュースだ。

 加えて、新たな「GoToトラベル事業」の早期の再開と、必要な予算措置の確保に関して、「知事会からもぜひ、働きかけて欲しい!」とお願いした。

 17時30分。32階のtsulunosスタジオへ。直滑降ストリームの「となりの始動人」の収録を行なった。素晴らしいゲストが登場。この件については、改めて書く。

追伸:本日、県内で確認された新型コロナの感染者数は562人。前週同曜日(570人)とほぼ同じだ。入院した人が(思った以上に)増えた。病床使用率は33%を超えている。

 依然として感染の中心は20代〜30代。10代以下の陽性者も34%に達している。60代以上の感染者は、1割弱に戻った。

 全国の傾向を見ても、「高止まり」の状態が続いている。「第6波が収束する前に、第7波が発生する」というシナリオを否定する動きは、見当たらない。このままだと、連休後に、再び感染の急拡大が起こる可能性が高い。

 そうした事態を想定しつつ、冷静に「地域経済を回し続ける」知恵を絞りたいと思う。

 ちなみに、NHKが毎日、発表している「都道府県 直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」で見ると、現時点(昨日時点)で群馬県は36位。依然として、関東地方では最も低い順位をキープしている。群馬県が首都圏にあることや、人口、GDP等を考え合わせると、かなりの大健闘だ。

 もちろん、この順位は、あっという間に大きく動く。首都圏が第7波に直面したら、瞬く間に急上昇するだろう。ただし、現段階の群馬県の人口比での感染者数のデータは、昨年の12月に厚労省のある幹部が指摘したという「群馬県の感染者数が多いのは、群馬の特殊事情が原因(努力不足?)」だという分析が間違っていたことを証明するには、十分だと考えている。

 問題は、相対的に人口比の感染者数が少ないにもかかわらず、全国平均と比べて「病床使用率が高い」ことだ。これは「群馬県の入院率(5%)が関東地域で最も高い」ことが影響している。この点は、次回のブログで取り上げたい。

          <ウェブによる全国知事会で発言>

 

<知事と県行政書士会との意見交換会>