2022年4月17日:パート2

 20時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。

 高崎市内を歩き回った後、少し前に帰宅した。たった今、ネットのニュースで、富岡市長選挙の結果を知った。地元担当秘書からも連絡があった。現職の榎本義法候補が、再選を果たしたとのこと。

 安中市長選挙の結果は、まだ判明していない。最後まで状況を見守りたいと思う。2つの市長選の結果に関しては、改めて感想を述べる。

 ここからは、先週の定例会見で発表した「笑える!政治教育ショーin群馬」を取り上げる。今般、群馬県では、民間企業と連携して、そのノウハウを活用した選挙授業を実施する方針を決定した。題して、「笑える!政治教育ショーin群馬」だ。

 先の知事会見には、この授業を行う「株式会社笑下村塾(しょうかそんじゅく)」の創設者である「たかまつなな」が、オンラインで参加。たかまつさんは、英国からの出席。共同代表を務める相川 美菜子(あいかわ・みなこ)さんには、会見に同席していただいた。お2人に感謝!!

 会見の冒頭、「たかまつなな」さんから、松下村塾の活動について説明してもらった。時間は11分。このコーナーは、15分くらいで終わると思っていたが、記者の人たちから質問が続出。結局、30分のやり取りになった。

 それだけ、メディアの関心も高かったということだ。県の未来にとっても重要なテーマであることは間違いない。たかまつさん、相川さん、ありがとうございました!!

「たかまつなな」さんは、お笑い芸人。「時事YouTuber」として。若者に社会問題をわかりやすく伝える彼女の活動は、内外で注目を集めている。

 そのたかまつさんが設立した「笑下村塾」は、お笑い芸人による主権者教育や、SDGsなどの授業や研修を全国で展開している。前回の参議院選挙のときに発信した投票啓発動画「若者よ、選挙にいくな」は、SNSで話題となった。主権者教育について豊富な実績とノウハウを持つ団体だ。

 昨年12月には、たかまつさんと直接お会いし、意見交換をさせていただいた。その際、「笑下村塾」が実施している主権者教育の理念、活動に感銘した。

 群馬県では、山本県政の下で、「教育イノベーションプロジェクト」を力強く推進している。そうした中、自らの頭で未来を考え、動き出し、生き抜く力を持った「始動人」の育成に取り組んで来た。

 「笑下村塾」による、若者の主権者意識を高める活動は、群馬県が目指す「始動人」の育成と同じベクトルの上にあると捉えている。

 こうした経緯から、今年度、県内の高校3年生を対象に、選挙出前授業を「笑下村塾」と連携して実施することを決めた。この活動の最も大きな特徴は、コミュニケーションのプロであるお笑い芸人の皆さんが講師となって、高校生に政治・社会問題を自分事として考えるきっかけを与えるという手法にある。

 より具体的に言うと、ロールプレイやクイズを通じて、楽しみながら学習しつつ、「若者の政治参加意識」を高めていくとのこと。そのことが、「始動人の育成」にも繋がっていくはずだ。

 初回は、4月21日の利根実業高校での授業。その後、県内全ての高等学校での実施を目指していく。

 今年は、7月に参議院選挙がある。また、来春には、統一地方選も控えている。高校生が、自分と社会との関わりを考える第1歩として絶好の機会だ。この取組が、こうした選挙における若者の投票率向上に結びつくことを、大いに期待している。

 あ、地元秘書から電話がかかって来た。安中市長選挙の結果が判明したようだ。