2022年4月15日

 18時30分。高崎の自宅で、パソコンを開いた。

 本日は午前9時に出発。前橋市内の県タクシー協会本部に向かった。午前10時から1時間の意見交換。集まった全ての役員から意見や要望を聞いた。いつもと同じように、知事である自分が、全ての質問に答えた。

 そのまま太田市に移動。途中のインターチェンジで昼食を済ませ、日本ミシュランタイヤの「AM(積層造形)アトリエ開所式」に向かった。移動中の知事車の中でウェブ会議。昼12時過ぎに目的地に到着した。

 過去のブログでも触れたが、日本ミシュランタイヤ(株)は、来夏までに本社機能を太田市に移転することを発表している。ミシュランのようなグローバル企業が、群馬に来てくれるなんて、スゴく嬉しい!最先端の製造技術から、環境問題、文化まで、様々な連携の可能性を広げたいと考えている。

 同社は、平成3年、太田市内にR&Dセンターを設立。中核事業であるタイヤ部門に加え、金属積層造形(金属の3Dプリンター)や水素燃料電池等の分野でも、様々な技術を生み出し、世界に向けて発信している。

 今回の「ミシュランAMアトリエ」の開所は、昨年、県内の企業や自治体等が協力して立ち上げた一般社団法人「群馬積層造形プラットホーム」の拠点が、太田サイトに設置されるということを意味する。県内のものづくり企業と協力して、先進的技術を活かした事業展開を進めてもらえるとのこと。知事としても、今後の展開に大いに期待している。

 担当のスタッフから簡単な説明を受けた後、工場見学へ。続けて、オープンの式典に臨んだ。祝辞とテープカットの後、ぶら下がり取材。「ミシュランと群馬県との更なる連携を通じて、新たなイノベーションや事業が生まれることを期待している」とコメントした。

 そこから県庁に出勤。夕方から、幾つかの協議や重要な面会をこなした。

 さて、本日、県内で新たに判明した新型コロナの感染者は478人。先週同曜日(592人)より約100人、減少した。地域別に見ると、100人を超えたのは、高崎市(104人)と伊勢崎地区(103人)の2地域。80代の男性1名が亡くなられた。

 病床使用率が微減。年代別の感染状況も変わっていない。

 群馬県が最も影響を受ける東京都は6,768人。先週同曜日より1300人余り減っているのは、いいニュースだ。が、全国の新規感染者数を1週間平均で比較した場合、穏やかな増加傾向が続いていることが分かる。事実、34の都道府県で、前週より多くなっているようだ。

 何度も言っているように、「第7波」は、どこかで必ずやって来る。その時までに1人でも多くの県民の方々へのワクチン追加接種を済ませたい。同時に、医療提供体制を、出来る限り強化しておく必要がある。

 その上で、冷静に対応することが肝要だ。知恵を絞り、県民の皆さんの協力を頂きつつ、何とか地域経済を回し続けたいと思っている。

 さあ、急いで夕食の準備をする。今晩はスパゲッティーを茹でる。この続きは、次回のブログで。

      <太田市内でのAMアトリエ開所式には駐日フランス大使も出席>

 

<式典のテープカットに登場したぐんまちゃんとミシュランマン>