2022年4月6日

 13時過ぎ。知事室からのブログ。目の前の2つ白い黒板に書かれた新型コロナ感染症の最新データを見ながら、本日最初のブログを書き始めた。

 午前10時。高崎音楽センターで行われた高崎経済大学の入学式に出席した。高経大は、高崎市が設置した公立大学。知事の来賓挨拶は、(当然のことながら)設置者である富岡高崎市長の次になる。

 恐らく、過去に、高経大の入学式や卒業式足を運んだ知事はいないと思う。が、祝辞の順番がどうであろうと、(昨年に続き)参加させてもらった。県内の大学教育に、とても興味があるからだ。

 高崎経済大学の強みは、行政や地元企業との連携を重視して来た教育機関であること。ここから、地域で活躍する大勢のリーダーを輩出している。例えば、敬愛する兄貴分である市内のコンピュータ会社の社長も、高経大のOBだ。この大学が、セミナーやフィールドワークを通じて、実際に地域経済に貢献している点もスゴくいい!

 祝辞の中で、昨年、ベストセラーになった斎藤幸平氏(大阪市立大学准教授)の「人新世の『資本論』」に言及した。その上で、こんなエピソードを紹介した。

 「皆さん、ご存知でしょうか?コロナ禍で脚光を浴びている斎藤氏のこの脱成長論に、敢然と意を唱えている若き研究者がいることを。その人の名前は、柿埜慎吾さんと言います。この人が書いた『自由と成長の経済学』に感銘を受け、改めてプロフィールを見たら、高崎経済大学の非常勤講師だと分かりました。」

 「柿埜さんには、どこかでぜひ、お目にかかりたいと思っていますが、高崎経済大学で教鞭を取っておられたなんて、群馬県知事として、とても嬉しく思いました。」

 県庁出勤後も、様々な協議が続いた。この後14時から、SUBARUの群馬製作所長と面会。夕方には、新型コロナ関係部局長会議もある。

追伸:本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は612人。先週の同じ曜日(784人)から、136人、減った。詳しい分析は、次回のブログで。