2022年3月27日

 21時過ぎ。高崎の自宅にいる。ようやくブログを更新する時間が出来た。

 午後。武藤健康福祉部長から電話があった。本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は523人。先週の日曜日より約80人、増えた。主な地域別の内訳は、高崎市が90人、太田地区が85人、前橋市が75人、伊勢崎地区が73人。

 亡くなった方(70代女性)が1人いた。10代以下が4割、60代以上が1割弱という傾向は変わっていない。

 全国の感染者数は4万3365人。前週の日曜日より約3700人増加している。日曜日の数字が前週を上回るのは、7週間ぶりとなる。

 想定の範囲内ではあるが、予想よりやや早い第7波(感染の再拡大)発生の兆候(?)かもしれない。国内でオミクロン株の変異種(BA・2)が増えていると推定されることに加え、「まん延防止等重点措置」の解除による人流の増加が、感染者の急増に拍車をかける可能性もある。

 過剰反応はしないが、冷静かつ迅速に対応していく必要がある。対策は、基本的に次の3つしかない。(1)県民の皆さんに更なる感染防止対策の徹底を呼びかける(2)3回目の接種(追加接種)を少しでも加速させる(3)病床の数を1つでも多く積み上げる〜ことだ。

 さて、今日は、14時から太田市内(太田市民会館大ホール)で開催された「おおた芸術学校」附属オーケストラ「Jeunesse」(ジュネス)の「第24回定期演奏会」に足を運んだ。

 おおた芸術学校は、オーケストラ、合唱、演劇から成る教育機関。清水聖義現市長の発案で、96年に創設された。今から26年前に、こうした芸術学校を立ち上げた清水市長の「先見の明」に、改めて驚かされる。

 少し前に、清水市長から、こんな伝言を受け取っていた。

 「過去、群馬県知事が『ジュネス』の演奏会に来てくれたことは、ただの一度もない。日曜日で申し訳ないが、定期演奏会に来てもらえると、スゴく励みになると思う。」

 秘書を通じて、「ぜひ、伺います」と即答した。

 同芸術学校の附属オーケストラである「ジュネス」は、98年に発足。構成メンバーは、太田市内及び近郊地域の小学5年生から高校3年生までの青少年。「ジュネス」の楽団員になるためには、各楽器のオーディションに合格する必要があるとのこと。

 「ジュネス」の演奏レベルの高さと、太田市民会館大ホールの音響の良さに感動した。群馬県の宝とも言うべき「群馬交響楽団」の理事長である知事としても、「ジュネス」の活動には一層、注目していきたいと考えている。

追伸:先ほど、何年もこのブログを読み続けている某メディア関係者が、電話でこう話していた。「新型コロナに関しては、昨年12月から、知事が会見やブログで言い続けていたとおりの展開になりつつありますね!」と。