2022年3月6日:パート3

 間もなく23時。夜になって、急に冷え込んで来た感じがする。熱いルイボスティーを飲みながら、追加接種の効果に関するブログを書く。3日の定例会見では、「追加接種によって、知事自身の抗体値がどこまで上昇したのか?」を公表した。末尾に添付したスライドに、結果を要約してある。

 過去のブログでも言及したが、先月の11日(金)に、高崎市内の県営接種センター(Gメッセ群馬)で3回目のワクチン接種を受けた。

 新型コロナワクチンについては、2回目の接種後、時間の経過とともに抗体価が低下し、それに応じて感染予防等の効果も低下することが分かっている。この下がった抗体価を再び引き上げるために必要なのが、3回目の追加接種なのだ。

 知事である自分の抗体価は、追加接種前の2月4日時点では685.1だった。1回目の接種を受けた際に得られる抗体価(平均値)の半分近くまで減少していた。コロナウイルスに対して、「かなり無防備な状態に陥っていた」と言っていい!

 この数字が、追加接種を受けてから2週間後の25日には、「39倍以上の2万7千まで上昇していた」ことが判明した。

 2回目の接種を受けた後の抗体価は測定していないので、単純な比較は難しい。が、長崎大学の研究では、2回の接種を終了した人の抗体価の平均値は2万2千程度という分析がなされている。

 今回、知事自身の具体的なデータを公表したことで、時間の経過に伴って低下した個々の抗体価が、「3回目の追加接種で大きく回復する」という事実を、身を以て証明することが出来た。

 もちろん、人間の免疫機能は、「抗体」だけで決まるわけではない。しかしながら、抗体に「細胞へのウイルスの侵入を防ぐ働き」があることは確かだ。すなわち、追加接種で十分な抗体値を得られた人は、オミクロン株も含めた新型コロナウイルスに対する感染予防や症状悪化のリスクに立ち向かう「備え」が出来ているということに他ならない。

 まとめて言うと、今回のブログで紹介した自身の抗体価の変化を見て、改めて分かったことが2つある。

 1つ目は、追加接種を行っていない人は、新型コロナに対して十分な抗体価を維持出来ていない可能性が高いということ。2つ目は、追加接種により、十分な抗体価が獲得出来るということだ。だからこそ、1人でも多くの県民の方々に、追加接種をしていただきたいと思っている。

 県民の皆さん、ぜひ、追加接種を受けてください!県が実施するインセンティブにも、奮ってご応募いただけると嬉しいです!!