2022年2月12日:パート2

 午前零時。高崎の自宅からのブログ。

 午後、高崎の「街」を散策した。いつものように、駅の構内や周辺の様子を丹念にチェックした。2つのスターバックスは満席。大型商業施設にも、大勢の人たちがいた。高齢者の外出が少し増えたように思う。気のせいかなあ?

 県民の皆さんが(以前より)「コロナのある生活」に慣れ、賑わいが戻りつつあるのは嬉しい。だからこそ、追加接種で、感染や重症化のリスクを少しでも下げておかねばならないのだ。そうでしょう?!

 上州の山々が見える場所を歩きながら、色々なことを考えた。改めて、こう思った。

 「これまでの人生の中で、様々な失敗を重ねて来た。でも、(あらゆる意味で)自分の決断や選択は間違っていなかった。こうやって毎日、一生懸命、生きていることには意味がある!!」と。

 さて、報道によると、本日、全国で判明した新たな新型コロナ感染者は、6万8,473人。東京都(1万1,765人)の感染者は、先週の土曜日に比べて、1万人近く減少した。これで、4日連続で前週の同じ曜日を下回ったことになる。

 更に言うと、神奈川(8,040人)、大阪府(6,746人)、愛知県(5,100人)でも、感染者は先週の土曜日より低かった。

 が、前回のブログで指摘したように、「日本国内のコロナ感染がピークアウトしつつある」と決めつけるのは早計だ。PCR検査の数が戻る15日(火)以降の数値を見ないと、本当に「減少のサイクル」に入ったのかどうかは、判断出来ないと考えている。

 県知事である自分が、「ピークアウトの見通し」に関して常に慎重な理由は、(何度も言っているように)国内の追加接種の割合が、他の主要国に比べて極めて低いことだ。

 加えて言うと、ブースター接種(3回目のワクチン接種)が日本より遥かに進んでいるお隣の韓国(国民の57%が接種済み)で、感染拡大が逆に加速していることも不安材料だ。過去の経緯を振り返ると、「欧米や韓国で発生した現象が、数ヶ月遅れて日本に波及する」というパターンが繰り返されているからだ。

 もしかすると、日本国内の追加接種が数ヶ月、遅れたところで、感染拡大はピークアウトしていくのかもしれない。オミクロン株以上のウイルス変異は起こらず、飲み薬も幅広く流通するようになるのかもしれない。県民を守りたいと気持ちが強いがゆえに、自分はやや悲観シナリオに傾き過ぎているのかもしれない。

 が、それはそうとしても、国民への追加接種が遅れているということは、現時点で「大多数の国民が十分な免疫を獲得していない」ということに他ならない。すなわち、ブースター接種率の高い他の主要国に比べて、日本政府が(少なくとも現段階では)「国民をより大きなリスクに晒している」ことは紛れもない事実だ。国の偉い方々には、そうした危機感や緊張感を、ぜひ、持ち続けていただきたいと思う。

 今晩も激しい運動は控える。Youtube Premiumで欧米の最新ニュースをチェックしてから、熱いお風呂に浸かることにしよう。痴呆症の予防には、熱いお風呂の方がいいという説もある。

  <先週の「直滑降ストリーム」で日本ミシュラン社長と対談>

 

<株式会社Ayを創業した村上采さんの活動にも注目!>