2022年2月7日:パート2

 午前11時55分。少し前に、令和4年度秋の叙勲・褒章候補者知事選考会を終えた。昼食を準備する前に、モデルナ製ワクチンに関する前回のブログの続編を書いてしまおう。

 新型コロナワクチンの3回目接種では、2回目までとは異なるワクチンを接種する、いわゆる「交互接種」が可能となる。このブログでは、交互接種の有効性について記す。

 末尾に添付したスライドに、ファイザーとモデルナの3回目接種の効果に関するデータを掲載した。現時点で、モデルナを半分の量にして比較したデータはないため、こちらのデータを紹介させてもらう。

 同種接種の場合も、交互接種の場合も、3回目接種前と比較すると、抗体価がすべての組合せで上昇していることが分かる。特に、1、2回目の初回接種でファイザーを接種し、3回目接種でモデルナを接種した場合、3回目接種でファイザーを接種した場合に比べて「抗体価が大きく上昇する」とされている。

 ①と②のブログで紹介したように、モデルナ製ワクチンの効果は、知名度で勝るファイザーと比較して、なんらの遜色もない。副反応についても、2回目と比べて同等以下となっている。感染が急速に拡大しているこの状況下では、「ワクチンの種類を選ぶ」のではなく、「接種できるワクチンをなるべく早く接種する」ことを優先していただきたいと思う。

 県営のワクチン接種センターや市町村のモデルナ接種会場では、高齢者の方々等がすぐに予約できる時間帯もある。また、県営センターでは、1日(火)から、18才以上の一般の方についても、予約の受付を開始している。接種券がお手元に届いた方から徐々に予約をいただいているが、まだ予約枠に空きがある状態だ。

 県民の皆さん、接種券がお手元に届いたら、県営センターもご活用の上、ぜひとも速やかに3回目接種を受けることをご検討ください。よろしくお願い致します。


 最後に、前回の臨時記者会見で言及した「知事の3回目接種」にも触れておく。知事は、県営センターでの一般接種が始まる11日に、県営センターでモデルナワクチンを接種する予定だ。

 知事である自分が率先してモデナ製のワクチンを接種することで、県営センターの存在や、3回目接種の必要性をより多くの県民の方々に知っていただきたいと考えている。

 さあ、栄養補給の時間だ。