2022年1月30日:パート2
夕方。高崎の街を視察してから、帰宅した。スゴく寒かったが、空っ風に逆らって、グングン歩いた。高崎市は、群馬県で最大の人口を抱える商業都市だ。とても暮らし易いし、魅力がある。が、その高崎でさえ、週末も平日も(駅の周辺を除いて)歩道を歩いている人は、ほとんど見かけない。他の地域では尚更だ。大多数の県民は、車で移動しているのだと思う。
昨年12月、デルタ株による複数のクタスターが続発したことで、数日間、群馬県の感染者数が東京を上回ったことがあった。が、今日、改めて、こう確信した。
「第5波が収まっていた昨年12月頃から、渋谷や新宿の人混みは、すっかり元に戻っていた。人口や経済規模、密の集積度から考えても、群馬県内の感染者が東京都より多いなんて、絶対にあり得ない!」と。
少し前に、武藤健康福祉部長と電話で話をした。本日、県内で確認された新規感染者は871人。過去最多を更新した昨日(1099人)より減少した。主な内訳は、最多の高崎市が191人、伊勢崎地区が140人、前橋市が138人、太田地区が112人。
少し心配なのは、10歳未満の感染者(18%)が増え始めていること。明日、改めて武藤部長の分析を聞く。病床稼働率は、ほぼ横ばい。新しい療養方針が、何とか機能している証拠だ。
ここのところ、群馬県では、「日曜日に感染者数が減少に転じ、翌日の月曜日にやや続落した後で、火曜日から再び急増する」という良くないパターンを繰り返している。そろそろ、「まん延防止等重点措置」の効果(?)が現れても不思議はない。今回こそ、「火曜日の爆発」を食い止められたらと願っている。
さて、ここからは前回のブログ(その1)の続編。昨年、日本は3度に渡って、新型コロナ感染の波に見舞われた。2021年に第2波が押し寄せていた時期だったと記憶しているが、ある有力な医療関係者から、次のような話を聞いた。
「群馬県の病床稼働率がやや高目になっているのは、県が病床の確保を慎重かつ真面目にやっているからだと見ている。県の担当課が、医療機関と必要な医療スタッフの確保について十分、相談しつつ、現実に対応可能な病床数を積み上げ、発表していることが大きいのではないか?」と。
「どことは言わないが、群馬と比較して、やや希望的観測で病床数を積み上げ、発表している自治体もある」とも。
過去のブログでも指摘したが、メディアの方々には、ぜひ、各都道府県の「病床稼働率」の実態を調査して、より正確な事実を報道していただきたいと思う。
さて、と。夕食の準備が出来ている。早めに食べると、胃腸への負担も少ない。この続きは、その③で。
<先週、行われた群馬県医師会との意見交換会>