2022年1月23日

 20時。高崎の自宅にいる。熱い紅茶を飲みながら、パソコンを起動させた。

 昨晩は、生まれ故郷の草津町に宿泊。夕方に高崎に戻った。温泉の中で両肩のリハビリ運動が出来たのは良かった。が、(正直言って)「心身共にリラックスする」(=疲労回復を図る)ような心境にはなれなかった。群馬県有数の観光地の現状をチェックしながら、四六時中、新型コロナ対策のことが、頭を離れなかった。連日、武藤健康福祉部長とも電話で連絡を取り合っていた。

 久々の帰郷は、逆に「苦しい2日間」だった。それでも、「群馬県で生まれ育った生粋の上州人(群馬県人)」であるという自分自身の歴史を強く意識した時間だった。同時に、知事としての使命を再確認する機会にもなった。(感謝)

 13時半過ぎ。草津から高崎に向かう途中で、携帯が鳴った。最新の感染状況に関する報告を受けた。本日、県内で判明した新たな感染者は627人。最多の高崎市が132人、伊勢崎地区が115人、太田地区が95人、館林地区が81人、前橋市が75人だった。これ以上、細かいことは書かない。

 幸いなことに、昨日(709人)より、感染者数は減少した。検査数が低下する明日(月曜日)も、減少傾向が続くだろう。が、依然として県内のオミクロン爆発が衰える兆候はない。明後日(火)からは、更に感染者が増えることを覚悟しなければならない。これは、(群馬県のみならず)全国の都道府県にも言えることだ。

 ちなみに、感染経路不明の割合は約5割。新たな療養方針をより厳しく適用しているものの、病床稼働率は(遂に)5割を突破した。当面、厳しい状況が続くことを想定しつつ、(引き続き)医療提供体制の逼迫を避けるためのあらゆる方策を講じていく。