2022年1月22日

 夕方。生まれ故郷の草津温泉にいる。

 本日は草津町長選挙の最終日。役場で期日前投票を済ませ、昼12時前に湯畑周辺の広場で行われた現職の黒岩信忠候補の集会に顔を出した。オミクロン株が猛威を振るう中、黒岩陣営も、コロナ対策に気を配りつつ、選挙戦を展開しているようだ。

 感染対策の徹底をお願いしている知事として、さすがに遊説カーに乗ることは出来ない。が、選挙戦最終日の1回だけ、街頭演説のマイクを握らせてもらった。新型コロナ対策への更なる協力を呼びかけた後、次のような趣旨の話をした。

 「黒岩候補の町長としての実績は、文句のつけようがありません。草津温泉が観光経済新聞による『にっぽんの温泉100選』で18年連続のトップを死守し、じゃらん人気温泉地ランキング2022でも、初めて王者の箱根を抜いて第1位になったことに、全てが凝縮されていると思います。」

 「草津町の発展は、群馬県の発展にも直結しています。先ずはコロナ第6波を抑えることが最優先ですが、群馬県が目指す未来像『リトリートの聖地になる』を実現するための中核の1つが草津温泉であることは、間違いありません!群馬の観光戦略は、草津温泉抜きでは、語れないということです。」

 「黒岩候補には、山本一太草津町後援会の会長も務めていただいています。私にとっては、苦しい時も常に支えていただいた盟友です。必要があれば、いつでも本音で話が出来る信頼関係があります。草津と群馬の発展のために、引き続き、力を合わせて頑張っていきたいと考えています。」

 「草津町民の皆さん、草津で生まれ育った知事として、改めて皆さんにお願いしたいのです。草津の未来のため、群馬県の将来のため、黒岩候補を素晴らしい得票で、必ず再選させてください!!」

 久々に故郷の草津町を訪れたのは、町長選のためだけではない。他にも理由がある。年明けから始まった感染者の急拡大を受けて、好調だった『愛郷キャンペーン』を中断せざる得なかった。この状況の中で、県内観光地の現状も視察したかった。

 湯畑周辺を散策した後、子供の頃に住んでいた地蔵区に向かって歩いた。その途中で、携帯電話の留守電メッセージに気がついた。武藤健康福祉部長からだった。「県内の新型コロナ感染者数が、5日連続で過去最多を更新した」という厳しい知らせだった。

 本日、県内で確認された感染者は709人。遂に700人台に突入した。最多は伊勢崎地区の139人。次が高崎市の130人。太田地区は103人、前橋市は99人だった。これ以上、細かい内訳は書かない。

 感染経路不明は推定で約6割。10歳未満の割合が15%まで上昇していることが気になる。この点に関しては、国の方針を見極めつつ、慎重に対応を考えていきたい。

 依然として、オミクロン旋風が収まる(=ピークアウトする)兆しは見えない。この状態だと、まだ暫く感染者の増加が続くだろう。当面の間、苦しい戦いを覚悟しなければならない。が、市町村や県議会と協力し、県選出の国会議員の支援も仰ぎつつ、県民1人1人の皆さんのご理解とご協力を得ながら、「オール群馬」で乗り越えていく以外にはない!

 何度も言うが、心配なのは、(諸外国に比べて)日本国内の3回目接種が遅れていることだ。ここは、(ワクチンの確保を含め)岸田総理に頑張っていただく他はない!!

      <にっぽんの温泉100選で18年連続の首位をキープ>

 

<じゃらんの最新人気ランキングで草津温泉が初の第1位>