2022年1月15日

 14時。高崎の自宅にいる。

 少し前に、武藤健康福祉部長から電話があった。本日の県内新規感染者は319人。予想とおり、(早くも)300人を上回った。昨日の255人(高崎市、前橋市、伊勢崎地区、太田地区、館林地区の合計で200人超)に比べて、更に60人以上、増えている。

 感染者数に関しては、これまで最も大きかった第5波の最高値を上回るのは、時間の問題だろう。想定の範囲内とはいえ、県内の病床稼働率も急上昇しつつある。

 新たな感染者319人のうち、最多の伊勢崎地区が87人、高崎市が47人、前橋市が45人、太田地区が41人、館林地区が39人、桐生地区が16人、富岡地区と利根沼田地区が各11人、渋川地区が8人、吾妻地区が5人、藤岡地区が4人、安中地区が3人、県外が2人となっている。

 加えて言うと、ここ数日間で連続発生した既存のクラスター関連の陽性者が増え続けている。感染経路不明の人は5割。この数値も深刻だ。ワクチン接種の状況については、(現時点で確認中の人が100人以上いるものの)「ブレークスルー感染」の割合が6割近くになりそうだ。

 昨日の19時30分から、知事の臨時会見を開いた。群馬県として、高齢者・一般の方々を含む全ての県民への3回目接種に関して、「6ヶ月間隔での接種を目指して取り組んでいく」と明言した。

 現在、オミクロン株による感染の急拡大が続く中、対策の抜本的な見直しが求められている。最も重要なのは、接種を希望する全ての県民に対して、1日も早く追加接種をしていただくことだ。

 政府が、3回目接種についての新たな方向性「高齢者6か月、一般7か月」を打ち出したことが報道されている。昨晩、厚労省から示された方針の中に、「接種体制及びワクチン量に余力がある場合は、出来るだけ多くの人たちに6ヶ月間隔での接種を進める」という内容が含まれていることを確認した。

 こうした政府方針を踏まえ、群馬県では、今回、全ての県民の方々に「6か月間隔で3回目接種を受けてもらう」という方向性を打ち出したのだ。

 今後、迅速に追加接種を進めていくために、市町村との連携が不可欠なのは言うまでっもない。特に、接種を受けるためには、市町村が発行する「接種券」が必要となる。

 このため、昨日、知事と両副知事が手分けをして、県内市町村長に「6ヶ月間隔での接種を実現するため、接種券の早期発送にご協力いただけないか?」とお願いした。同時に、「可能な範囲での接種体制の拡充」や「県営ワクチン接種センターへの積極的な誘導」等についても、依頼させてもらった。

 県内の市町村長の方々には、県の方針に、概ねご理解をいただいたものと考えている。引き続き、市町村としっかりスクラムを組み、「6ヶ月間隔での接種の実現」に向けて、全力で取り組んでいく。

 あ、お湯が沸いた。熱いミントティーを飲んで、早めに運動を済ませてしまおう。「食あたり(?)」の症状も、1日で完全回復した。今日は、久々に、鏡の前で踊る!