2022年1月3日

 午前11時過ぎ。高崎の自宅で、パソコンの電源を入れた。

 明日(4日)から、新たな戦いが始まる。この2年間、中止や延期を繰り返していた新年恒例の様々な県内行事や会合も、十分な感染対策を講じた上で、(食事を無くしたり、時間を短くする等の工夫もしながら)開催されるようだ。1月と2月は、知事として、久々に県内を飛び回ることになるだろう。

 今日(3日)は、午後から家の大掃除をする。作業の合間に電話したり、ブログを書いたりしながら、夜までかかって、家中を綺麗にする。新たな気持ちで、新しい1年を始めるためだ。その前に、前回のブログの続編を書く。

 昨年11月の衆院選挙で、(本当の意味での)「野党統一候補」が擁立されたのは、群馬4区だけだった。ここでは、現職の福田達夫衆院議員(現自民党総務会長)が、県議から鞍替え出馬した有力野党候補を大差で破り、4選を果たした。

 福田氏本人は、(総務会長として)全国を応援に飛び回らねばならなかった。選挙の間、地元にいられたのは、恐らく半分もなかったのではないか?そのことを考えても、終始、安定した戦いぶりだった。

 もちろん、選挙の直前に自民党総務会長に抜擢されるという「最高の追い風」があったことは事実だ。が、達夫氏の選挙は、常に安心して見ていられる。陣営の幹部からの要請を受け、何度か応援演説のマイクも握らせてもらった。魂を込めて、言霊を放った。

 過去4回の選挙において、福田達夫氏の得票数や得票率は大きく変動していない。選挙研究家の目から見ると、群馬県の5つの小選挙区で、最も安定した選挙基盤を持っているのは、福田達夫衆院議員だと思う。

 今回、福田達夫候補が獲得したのは、105、359票。得票率は65%となっている。前回の衆院選での得票数は93、262票。得票率は60、78%だった。得票数だと約7千票、得票率では4%、上乗せしたことになる。

 ちなみに、前回(2年半前)の知事選で、山本一太が群馬4区で獲得した票数は、105.256票。得票率は、74.47%だった。

 次回の衆院選で、再び「野党統一候補」が出馬したとしても、現職の福田達夫候補はビクともしないだろう。唯一、警戒すべきは、(何度も言っているように)自民党への不満の受け皿になり得る保守系グループによる統一候補(?)が出現した場合だ。が、仮にそうなっても、福田衆院議員が苦戦する姿は、予想しにくい。着実に10万票を集める気がする。

 が、それでも、県内最大の経済都市である高崎市を中心とする群馬4区には、これからも野党の有力候補者が名乗りを上げ続けるだろう。見方を変えると、強力な後援会組織と抜群のバランス感覚を持つ福田達夫氏だからこそ、都市部でも勝ち続けることが出来るとも言える。

 福田氏は、小泉進次郎氏や河野太郎氏とは、タイプが違う。今後も1つ1つ着実に階段を上がり、政府や党の要職を歴任しつつ、政治家としての重み(存在感と影響力)を増していくに違いない。ぜひ、地元(群馬県)の発展にも、力を貸していただきたい!

 昔はもっと近い関係だった気がするが、最近、じっくり話した記憶がない。達夫君、忙しいとは思いますが、今年はどこかで一度、ゆっくり食事でもしましょう!中央政界の状況や岸田政権の政策等についても聞きたいし、群馬県の未来像についても議論を交わしたい。新しい群馬を創るための知事の挑戦も、ぜひ応援してください!!

 あ、昼12時を回っている。急いでランチを食べ、大掃除に取りかかろう。