2022年1月2日

 

 昼12時過ぎ。早めのブランチは、コーンフレークとオートミールのミックス。そこに、バナナと温めた豆乳を入れて食べた。夕食は「鯖のみぞれ煮」なるものに、挑戦する。

 13時30分頃には、武藤健康福祉部長から電話があるはずだ。県内で連続発生したクラスター関連の検査は、一段落した。新しいクラスターが起きていなければ、昨日(21人)より下がる気がするが…。さて、どうだろうか?
 
 ここからは、元旦に書けなかったブログの続きを書く。

 自分は、「どこの誰々が、こう言っている」とか、「世の中は、こんな雰囲気になっている」みたいなフワッとした評判や噂話は信じない。一部の人たちの極端な批判や、見え透いたお世辞に、惑わされることもない。

 有権者(県民)の感覚を把握する(特に政治家である自分に対する評価を掴む)ための方法は、次の2つしかないと思っている。それは、(1)県内の様々な行事や会合、後援会の集まり等での体感(2)独自の世論調査によるデータの分析だ。

 知事に就任して2年半。あまりに多忙だったことと、新型コロナの影響で、県内のほとんどの行事や会合が中止になっていること。加えて、感染拡大を防ぐために、そもそも人を集められず、地元の新盆回りや挨拶回りを自粛していたこともあって、最初の手段(実際の体感による判断)は、ほとんど使えなかった。

 それだけに、知事になってから2回、行っている「県政に関する独自の世論調査」による分析は、とても重要だと考えている。最新の調査の数字は、昨年11月の下旬(11月14日〜15日の週末)に実施。電話調査のサンプルは1500。主な質問項目は、以下のとおり。

(1)山本県政を評価するか?
(2)知事の新型コロナ対策を評価するか?
(3)「都道府県魅力度ランキング」に関する知事の発言をどう思うか?
(4)山本知事の任期はどのくらいがいいと思うか?
(5)県政に何を望むか?

 (1)に関しては、山本県政を「大いに評価する」「ある程度、評価する」の合計が約7割。「あまり評価しない」「全く評価しない」を合わせると約2割。「どちらとも言えない・分からない」が、約1割となった。

 山本県政の評価に関しては、1年前の調査でも約7割だった。が、今回の数字は、前回より数ポイント、減少している。この点は、厳しく受け止めたい。

 もっとも、前回の質問項目に「どちらとも言えない・分からない」というのは、入っていなかた。もしかすると、この数値は「ほぼ横ばい」と見るべきかもしれない。

 (2)の新型コロナ対策への評価については、「大いに評価する」「ある程度、評価する」の合計が、7割を超えた。「あまり評価しない」「全く評価しない」を合わせると約2割。「どちらとも言えない・分からない」が約1割という結果だった。

 国に対して「緊急事態宣言」の適用を申請せざる得ない厳しい状況に追い込まれたことを考えると、県民のコロナ対策への評価が7割というのは、思った以上に高い。この結果は、庁議で、幹部職員の人たちと共有した。県職員の努力の結晶だと思うからだ。

 (3)の「魅力度ランキング」に関する知事の発言に関しては、「大いに賛成する」「ある程度、賛成する」が5割を超えた。が、「あまり賛成しない」「反対」(約1割)の合計も、4割近くに達している。県民の中でも、「賛否両論」だったことが分かる。

 が、現時点では、知事に賛同する意見が、明らかに増えていると感じる。その後の報道の影響だと思うが、6割くらいにはなっている感覚だ。

 (4)の山本知事の任期については、「2期目も任せたい」「3期目も任せたい」「出来るだけ続けて欲しい」を合わせると、6割を超えた。が、逆に「次の2年で交代して欲しい」と答えた人も2割いる。

 2年半前の最初の知事選における山本一太の得票率は、77%だった。それを考えると、上記の数値は、実態に近い気がする。

 (5)の「県政に何を望むか?」で、列挙した項目は、次の7つ。

①新コロナ対策
②コロナ禍の景気振興策
③医療・介護・高齢者福祉を含む問題
④子育て・教育問題
⑤道路や橋梁等の社会基盤
⑥災害対策
⑦分からない

 いろいろ考えた上、各項目の細かい数字は書かないことにする。が、昨年の調査と同様、県民の皆さんが最も高い関心を持っているのは、「医療・介護・高齢者福祉を含む問題」(5割強)であることが判明した。

 全体のデータの数値や、限られた体感を総合すると、現段階での「知事の支持率」は、約7割と見ている。問題は、現時点のこの数字(今の等身大の実力)を、次の知事選(1年6ヶ月後)に立候補するかどうかを判断する今年の夏までに、どこまで伸ばしていけるかだ。

 知事に就任してからのこの2年半、地元の政治活動は、ほとんど出来なかった。来月からは、全県の約70の後援会への行脚を始める。県内の様々な職域団体との意見交換や、市町村長との連携強化、県議団の仲間の人たちとの更なる信頼関係の構築等にも、力を注いでいく。

 新型コロナ感染症の第5波が落ち着いている状況を踏まえ、今年は「守り」から「攻め」に転じていく方針だ。様々な分野における新たな政策も、次々と発信し、実行していくことになるだろう。

 こうした流れの中で、知事の構想や、群馬県の未来像を、より浸透させていくことは出来ると感じている。地元秘書たちも、懸命に準備してくれている。「上記の数字(山本県政への評価)は必ず上げていける!」と確信している。

 選挙に関して、慢心や油断は全くない。人生に1%も後悔を残さないよう、出来ることを1つ1つ、全力で積み上げていくだけだ。

追伸:少し前に、武藤健康福祉部長から連絡があった。本日、県内で見つかった新型コロナの新たな感染者は8人。伊勢崎地区、太田地区、館林地区が各2人、前橋市と桐生地区が各1人だった。

 8人のうち、クラスター関連の陽性者は無し。感染経路不明は4割。ワクチン未接種の人が4人(5割)いた。

 さあ、「街」の視察に出かける時間だ。