2021年12月27日:パート3

 夕方。東京駅で地元行きの新幹線に飛び乗った。全ての日程に宇留賀副知事と秘書課の係長が同行。健康福祉部長に加わってもらった会議もあった。

 

 本日、県内で判明した新型コロナの新規感染者は7人。が、月曜日の数字は、全く参考にならない。今日も14〜15人の陽性者が出たと見るべきだろう。明日(火)は、再び2桁に戻るはずだ。粘り強く対処していくしかない。

 

 さて、ここまでの日程を振り返っておく。末松信介文部科学大臣には、群馬県の教育政策の現状を説明すると同時に、STEAM教育や少人数学級、デジタル化の推進等に関して、引き続き国と連携していきたい旨を伝えた。大臣は、真摯に耳を傾けてくれた。参院時代の同志でもあり、夏には選挙も控えている末松大臣に、無理なお願いなんてするわけがない!

 もともと文科行政の専門家ではないが、さすがによく勉強されているなと思った。末松大臣、ありがとうございました!帰り際には、「山本知事、何かあったら、いつでも連絡してください!」という言葉も頂戴した。(感謝)

 少し驚いたのは、大臣との面会に、文科省の役人が誰も同席しなかったこと。国会議員時代も、知事になってからも、総理を含む数多くの現職大臣とお目にかかった。が、大臣室に現職閣僚を訪問した際に、秘書官を含む役員が1人も同席しなかったのは、初めての経験だ。これはこれで、とても新鮮な出来事だった。

 この話は、夏以降にもう一度、必ず取り上げる。忘れないように、書き残しておく。

 文科大臣との面会後、午前中から夕方にかけて、3つの有力企業の経営者等に会った。そのうちの2人は、医療用漢方薬の業界シェア8割以上を維持する「ツムラ」の加藤照和社長と、世界最先端のバイオ技術を誇る創薬メーカー「協和キリン」の宮本昌志社長だ。

 どちらの企業も、群馬県と深い繋がりがある。細かい内容は書かないが、とても有意義な議論が出来た。2つの企業の一貫した理念に感銘。お2人とも、素晴らしい経営者だと感じた。加藤社長、宮本社長、ご多忙の中、お時間を作っていただいたこと、心から感謝申し上げます!

追伸:日本の役所は、自分たちの省庁に何か不利益なことをした相手に、(あの手この手で)必ず仕返しをする性質があると聞いた。例えば、ある政権である人物に役所の省益を犯すような動きをされたとする。政権が交代して潮目が変わったと感じた途端、復讐の意地悪(?)が始まるらしい。何と恐ろしい話だろうか?(苦笑)

 でも、これだけは言っておく。権力闘争の世界で生きている政治家は、もっと執念深い。政治家・山本一太の場合、苦しい時にお世話になった人の恩義は、決して忘れない。それが、義理と人情を重んじる上州人の特徴だ。

 が、同様に、卑怯な(陰湿な)手段で足を引っ張った人間のことも、絶対に忘れないし、許さない!何年かかっても、必ず「倍返し」にする!!(怒)

 あ、間もなく高崎のアナウンス。かなり寒そうだけど、家まで歩く。このブログは帰宅した後で、アップすることにしよう。

 

    <ツムラの歴史と理念を熱く語ってくれた加藤社長(CEO)>

 

<協和キリンの宮本社長は群馬での勤務経験もあることが判明。>