2021年12月10日:パート2

 22時30分。東京から高崎に向かう新幹線車中からのブログ。

 20時20分。東京都内某所で、「要人」と面会した。久々の再会だった。1時間以上、2人だけで話をした。相変わらずの静かな口調だったが、言葉に重み(迫力)があった。とても勉強になった。自分は、このひとが大好きなのだ。

 それにしても、権力闘争とは、何と厳しくて、不愉快で、過酷なものだろうか?改めて、そう思わずにはいられなかった。人間、ましてや政治家は「勝ち馬に乗る」動物だ。特に、バンドワゴン効果(強い側に集まる現象)が顕著な首長選挙(知事選挙)では、尚更、この傾向が強い。そのことを、もう一度、胸に刻み込んだ。

 さて、本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は12人。このうち、2人は、太田市内の工場で発生したクラスターによる陽性者だった。

 地域の内訳は、伊勢崎地区、太田地区、桐生地区が各3名、館林地区が2名、県外が1名。感染経路不明は2名。桐生市内の高齢者施設で、新たなクラスター(7名)が発生していることも判明した。

 ちなみに、大型のクラスターが発生した太田市内の某工場では、11月26日から昨日までに、53人が陽性に。今日、判明した2人を加えると、累計で55人となった。

 上記の工場クラスターに関しては、これまでに400人以上の検査を実施。今後、更に約250人の検査に着手している。近く結果が判明する予定だが、現時点で陽性は1名のみ。まだ油断は出来ないものの、終息に近づいている感じもする。現段階で、重症者は出ていないとのことだ。

 県内で、複数のクラスターが起こっている。午後の定例会見でも述べたが、来週の中頃(?)までは、1日あたり2桁(10数名程度?)の感染者が続く可能性が高い。が、今のレベルなら、感染は十分、コントロール出来る。

 過去のブログでも言及したが、まだ県内の医療提供体制が逼迫するような事態にはなっていない。その点は、県民の皆さんにも、冷静に受け止めていただきたい。
 
 ただし、県内には、濃厚接触者以外の「無症状の感染者」も、かなりの数いると推定される。新型コロナワクチンの接種率が上昇するのに伴い、無症状で感染に気づいていない人から、知らず知らずの間に感染が広がるケースが増えている兆候もある。県民の方々には、これまで以上に、基本的な感染対策の徹底をお願いしたい。

 あ、間もなく高崎駅のアナウンス。