2021年12月7日

 19時30分。テイクアウトのスパゲッティーを食べ、両肩のリハビリ運動を済ませた。食後の紅茶を飲みながら、パソコンのブログ更新画面と向き合っている。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は8人。そのうち2人は、クラスターが発生している太田市内の某工場の従業員だった。すなわち、これでクラスターの合計は44名となった。

 感染経路が明確なクラスターによる感染を除けば、今日の新規感染者は6名だったことになる。首都圏に位置する群馬県で「感染者0人」は、考えにくい。1日あたりの陽性者が、10人以下なら十分、感染を抑止出来ていると言っていいと思う。

 ちなみに、地域別の内訳は、伊勢崎地区が4名、太田地区と桐生地区が各2名だった。

 現在、検体を調査している約300人の「濃厚接触者ではない従業員の方々」の分析結果は、明日あたり(?)から、判明して来るはずだ。万一、この300人から多くの陽性者が見つかるようなら、「無症状者による感染拡大」のシナリオの現実性が増すことになる。

 午前10時。群馬大学の石崎学長の表敬訪問を受けた。同席した群馬大学大学院理工学府の栗田伸幸准教授から、心臓移植を待つ子どもの体内に埋め込むことが出来る「超小型人工心臓」の開発(部品及び試作機の製作)のために、日本最大のクラウドファンディングサイト「ReadyFor」と提携したクラウドファンディングを実施していることを知った。(そう言えば、少し前に地元紙の記事で読んだ憶えがある。)

 全世界の死因の約3割を占めるのが心不全だ。心臓移植を待つ患者の待ち時間は、平均で約4年。ドナーが見つかるまでの橋渡しとなるのが「人工心臓」だ。人工心臓により血流量を補うことで心臓を休ませ、長い待機時間を乗り切るという考え方だ。

 体内埋込型の小児用人工心臓の必要性は明確。にもかかわらず、収益化の問題もあって、企業が取り組むことが難しい。そのため、小児用の人工心臓は開発が遅れている。

 こうした厳しい状況の中で、栗田准教授は15年以上、小児用人工心臓の開発に注力している。他人が踏み込まない領域に、勇気を持って挑戦する栗田氏の姿勢は、群馬県が育成を目指す「指導人」に通じることろがある。心から「頑張って欲しい」と思わずにはいられない。

 これまでに、4回の寄付募集を通じて、1600万円を集めることに成功しているそうだ。新たに3000万円の達成を目指して、運動を展開中とのことだった。今回の寄付募集期間は12月16日(木)までだ。

 もちろん、県としても全面的に応援したい!今週の知事会見で、改めてこのプロジェクトに対する協力を呼びかけさせてもらう。

 皆さん、ぜひ、超小型人工心臓を開発するためのクラウドファンディングにご協力をお願いします!本プロジェクトへの寄付は、税制優遇の対象となる。次のURLから、特設サイトをご覧ください!!