2021年12月2日

 17時30分。新幹線で東京に向かっている。座席に座るや否や、パソコンを起動させた。

 19時から都内で大事な会食がある。会合の中身は書かないが、群馬にいても、山本一太の視点は、常に日本と世界に注がれている。少し背伸びをしても、知事というポストの枠を超えて、縦横無尽に動く。そのことが、群馬県のためになる。

 たった一度しかない人生だ。しかも、時間(あと10年?)は限られている。あまねく浸透しないと、生きている甲斐がない!そう、知事の仕事は「全人格をかけた勝負」なのだ。

 本日は、午前9時から新型コロナ対策本部会議。経済活動の再開に関する県の新たなガイドライン(警戒度や要請内容等)の内容を決定した。

 午前10時から(昼を挟んで)夕方まで、県議会の一般質問(最終日)が続いた。新型コロナワクチン接種の方針や新たなガイドラインの概要、県産農畜産物のPR戦略等について答弁した。

 今日の新型コロナ県内新規感染者は10人。そのうち、感染経路不明は2人。地域別の内訳は、高崎市、桐生地区、館林地区、県外が各2名、太田地区が1名だった。新たなクラスターが発生した可能性もある。そうじゃないと、3日連続で2桁なんてならない。

 前日より4名、減ったものの、依然として多い。明日からの数字も注視していく。が、過剰反応はせず、冷静に対処していく。感染者の増加は由々しき事態だが、逆に言うと「感染者をキャッチ出来ている」という見方も可能だ。無症状で感染に気がついていない人も、かなりの数、いるはずだ。

 だって、そうでしょう?どう考えても、「群馬県の1日の陽性者が東京都より多い」とは、考えられない。人口規模や経済活動の密度を考えて見て欲しい。テレビ等で映し出された渋谷の人混みを見ながら、改めてそう感じた。