2021年11月27日

 20時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。

 昨日、桐生市内の養豚場で、県内5例目となる豚熱(CSF)の発生が確認された。17時30分に開いた緊急会見で発表した。本日の地元メディア等でも、大きく報じられている。

 知事就任以来、群馬県の主要産業である養豚業を守るため、豚熱対策には最優先で取り組んで来た。それでも5度目の発生を防げなかった。まさしく痛恨の極みだ。

 昨日の深夜から、防疫措置に着手。約2400頭の飼養豚の殺処分が始まった。農政部の職員たちが作業にあたっている。現場で指揮を執る農政副部長や畜産課長にも電話した。「寒い中での作業になる。事故のないように万全を期して欲しい!」とお願いした。

 県職員の皆さん、休日返上で本当にお疲れ様です。が、(これまでと同様)、私たちが先頭に立って頑張るしかありません!「逆に迷惑になる」ので現場には入りませんが、私も知事として、出来る限りの対応を行っていきます。今回も力を合わせて、乗り越えていきましょう!!

 会見でも触れたが、短期間での連続発生は、深刻な事態だ。国の疫学調査チームの調査結果も踏まえつつ、抜本的な対策の見直しが急務だ。

 防疫措置の現状(15時時点)は、ブログの末尾に添付した。殺処分が必要な2400頭のうち、1361頭(56、7%)の処分が完了している。

追伸:本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は8人だった。桐生地区と館林地区が各3名、太田地区と伊勢崎地区が各1名だった。

 8人のうち、6人がワクチン未接種だった。クラスターが発生したわけではないが、少し数が多い。ここのところ、新規陽性者の中のワクチン未接種の人の割合が上昇している。

 武藤健康福祉部長とも相談の上、改めて、県から各市町村に対し、住民の方々へのワクチン接種の呼びかけをお願いすることにした。

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/343183