2021年11月21日:パート2

 夕方。高崎市内のカフェで、パソコンを開いた。高崎駅周辺の賑わいは、コロナ前にほぼ戻った気がする。1つ違いがあるとすれば、高齢者が少ないこと。心理面も含め、60代以上の人たちが安心して街に出る環境を整えるためには、まだ少し時間がかかりそうだ。

 本日の県内新型コロナ新規感染者は3人。気になるのは、全員がワクチン未接種だったこと。ここのところ、未接種感染者の割合が増えている。重症化する人が出ないか、心配だ。注意深くフォローしていく必要がある。

 今朝のブログでも触れたが、午前9時から全国知事会の新型コロナ対策本部会議(オンライン)に参加した。事前(午前8時20分頃)に、事務局による接続のテストがあった。毎回、接続の確認に知事本人が対応しているのは、群馬県だけのようだ。

 ということは、他の都道府県では、この会議のために職員が休日出勤しているということなのだろうか?!こちらは、今回も自宅からの参加。(前回はちょっとトラぶる場面もあったが)全く問題なく発言が出来た。事務局の皆さん、お疲れ様でした!

 知事会の提言案には「基本的に賛成する」と申し上げた。平井本部長(鳥取県知事)と本部長代行による冒頭の説明も明快。高知県知事と福井県知事の分析にも耳を傾けた。とても参考になった。

 群馬県知事の発言は午前10時過ぎ。群馬県の新型コロナ対策の現状を報告しつつ、次の3点について、「知事会から、ぜひ国に要望して欲しい」とお願いした。

(1)他の複数の都道府県の意見とも重なるが、3回目の接種に関する2種類のワクチンの配分比率や交差接種の安全性、接種時期の問題は極めて重要。が、先ずは3回目の接種の意義(必要性やメリット)について、政府が先頭に立って、国民に説明すべきだと考える。

 国民の中には、3回目の接種に伴う副反応を心配する声もある。国と都道府県が協力して呼びかけないと、接種率自体が上がらない可能性がある。

(2)3回目のワクチン接種の時期について、政府が「2回目接種から8ヶ月が原則。特例として6ヶ月も認める」というスタンスであることは理解している。が、万一、特定の地域で再び感染の急拡大が発生したら、この方針が一気に変わるケースもあり得ると見ている。

 そうなると、県内の市町村でも対応の差が出るなど、混乱する。接種時期の例外を認める場合も含め、国として明確な基準を示してもらいたい。その点もぜひ、知事会から国に強く申し入れていただきたい。

(3)群馬県は10月中旬に、全国の都道府県としては初となる「ワクチン手帳」を導入した。職員の創意工夫と市町村との連携のお陰で、システム開発費を約700万円に抑えることが出来た。これは、他の自治体にも参考になるのではないかと思う。

 国も12月中には、新たなデジタルのシステムを開始する見込みと聞いているが、ぜひ、国の「ワクチン・検査パッケージ」と都道府県の先行事例との連携が図れる形で進めていただきたい。このことも、知事会から政府に働きかけていただけると有難い。

追伸:今日は、午前10時30分からアニメ「ぐんまちゃん」、昼12時から「TVタックル」の放送があった。今週も「ぐんまちゃん」への反響は上々だ。「TVタックル」は、ほぼ群馬県特集だった。

 放送後に次々と支持者の人たちから届いたメールの内容を見る限り、今週のタックルは、群馬県民にかなり好評だったようだ。ただし、群馬県の魅力発信は、まだ緒についたばかり。この程度では全く満足していないし、慢心もない!明日からも緊張感を持って、群馬県のアピール戦略を立案、実行していく。

          <アニメぐんまちゃんの一場面>