2021年11月11日

 21時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。今日も、あっという間の1日だった。(ふう)

 午前9時。知事と県内保健所長との11回目の意見交換会。各地域の保健所の現状と課題、第6波に備えた体制整備等について議論を交わした。とても有意義な会議だった。

 午前10時。伊香保温泉関係者が来訪。秘書課等との打ち合わせを挟んで、午前11時に県庁32階のスタジオ「tsulunos」に移動。某テレビ番組向けのメッセージを収録した。

 午前11時45分からは、「tsulunos fm」(群馬県とエフエムぐんまのコラボ番組)に生出演。レギュラーコメンテーターを務めた。

 13時30分。群馬県歯科医師会長が来庁。3回目のワクチン接種に関する要望を受けた。15時。知事の定例記者会見へ。

 会見終了後は、11月補正予算案に関する関係部局との協議。その後は東京日程の調整。気がつくと、18時を回っていた。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者数は1人。NHKが発表している「人口10万人あたりの感染者数」では、(昨日時点で)全国22位まで準備が改善している。あれ、ついこの間まで7、8位だったのに?!

 県内の感染状況を把握するためには、重要なデータだ。が、この数字に一喜一憂しても意味がないと(改めて)悟った。

 冬に向けて「第6波が到来する」(=感染のリバウンドが起こる)ことは、想定の範囲内だ。重要なのは、「いかにその波を低く抑えられるか?」だと思う。万一、新たな感染拡大に見舞われた際、群馬県が「感染防止対策を強化しつつ、地域経済を回す」ために全国に先駆けて導入したワクチン手帳の仕組みが、必ず役に立つと確信している。

 さて、本日の会見では、「令和3年度医師臨床研修マッチングの結果」についても、発表した。ブログの末尾に添付したスライドを見て欲しい。

 先日、今年度卒業予定の医学生等の臨床研修先を決める「臨床研修マッチング」の結果が公表された。すでに一部のマスコミが報道しているが、本県では、今回、昨年度を上回る112人の「臨床研修医」の採用が内定した。昨年度に引き続き、2年連続で過去最多を更新したことになる。

 知事として、この成果を、とても誇らしく感じている。これは、臨床研修病院、県医師会など関係機関の皆さんが一体となって取り組んだいただいたお陰だ。知事として、改めて感謝を申し上げる。

 これまで、群馬県では、人口当たりの臨床研修医数が全国で最下位レベルにあった。特に、「若手医師の確保」が大きな課題となっていた。このため、知事就任後、「ドクターズカムホームプロジェクト」を立ち上げ、「若手医師の確保」に力を注いで来た。

 昨年度からは、知事と若手医師との直接対話で拾い上げた「現場の声」を踏まえ、「病院紹介動画の配信」や「病院説明会の実施」など、オンラインを活用した取組も推進している。加えて、「少人数制の座談会の開催」や、「県外医学生への病院見学交通費助成」など、きめ細かな対策を積み上げて来た。

 さらに言うと、オンラインとリアルを組み合わせた施策の実施によって、多くの医学生に県内病院の魅力を伝えられたと考えている。

 もともと、コロナ禍においては、「都市部より地方で働きたい」と考える若者が増えている。その中で、群馬県の恵まれた「住環境」に改めて注目が集まったことも、臨床研修医の数が連続で増加した要因の1つではないかと分析している。

 今後も、若手医師確保のため、研修環境の充実などに取り組んでいく。同時に、研修後も群馬県で働き続けていただけるよう、更なる情報発信や受け皿の整備などの移住・定住に向けた取組にも、一層、力を入れていく方針だ。

 あいたた、両肩が痛い。それでも、運動しないと。

 

<知事の記者会見は常に真剣勝負!>