2021年10月21日

 昼12時過ぎ。テイクアウトの親子丼を食べ終わった。熱いお茶を飲みながら、本日最初のブログを書く。

 午前11時から知事戦略部と協議。「都道府県魅力度ランキング」への対応(今後の戦略)を話し合った。議論の内容は書かない。が、引き続き、冷静に(かつ淡々と)分析作業を続ける。

 今週末は、衆院選挙の応援(かつての同僚である自民党の現職候補者たち)のために、県外を飛び回る。知事に就任して2年以上も経つのに、それでも(あちこちから)応援要請があること自体に驚いている。山本一太にまで声がかかるなんて?!小選挙区の情勢は、マスコミが報道している以上に厳しいのかもしれない。

 10月23日(土)は、東京23区の「小倉まさのぶ候補」(自民党青年局長)が2ヶ所(町田市と多摩市)で行う集会に出席。夜は、東京8区の「石原伸晃候補」の総決起大会に足を運ぶ。

 石原伸晃氏と言えば、自民党を代表するスター政治家の1人で、知名度も抜群。その伸晃さんが、今回は、かなりの危機感を持って選挙戦に臨んでいるようだ。ご本人からの頼みだもの。何としても、行かねばならない!

 その日のうちに兵庫県に移動。朝から昼過ぎまで、兵庫9区の「西村康稔候補」の選挙区で街頭演説のマイクを握る。派閥(清和研)の幹部であり、全国的な知名度がある西村前経済再生担当大臣は、(当然のことながら)県外の仲間たちの応援で不在。だからこそ、(選挙が強いのは分かっていても)西村氏に代わって、地元有権者に「西村経済再生担当大臣」の功績を伝えたいのだ。

 過去1年半、群馬県は、西村前新型コロナ担当相に、とてもお世話になった。その西村氏に、少しでも恩返しが出来ればと思っている。ただし、16時頃には高崎に戻る必要がある。そこらへんは、事務所同士で、ちゃんと調整してくれているはずだ。

 来週の水曜日(10月27日)には、神奈川県に入る。総裁選で河野選対の中核を担った次世代のエース、神奈川7区の「鈴木けいすけ候補」を応援するためだ。翌日の28日(木曜日)は、埼玉県に向かう。埼玉8区の「柴山昌彦候補」(元文部科学大臣)の遊説カーに乗り込む。

 柴山さんには、いわゆる「GIGAスクール構想」(生徒1人に1台のパソコンを提供する等の文科省の構想)の件で、いろいろ相談に乗ってもらった。総裁選で、共に河野太郎を応援した盟友でもある。

 滋賀2区の「上野賢一郎候補」からも、電話で応援の依頼があった。出来れば上野さんの地元にも行きたいが…。日程的には、なかなか難しいだろうなあ。

 過去のブログにも書いたが、山本一太は(基本的に)「候補者本人から頼まれた選挙区にしか応援に行かない」と決めている。選挙戦が始まれば、どの陣営も必死だ。選対事務所は、猫の手も借りたい状態になる。候補者本人や選対が「応援に来て欲しい」と思っていない選挙区に入っても、逆に迷惑をかけるだけだ。

 ましてや、特にその選挙区で人気があるわけでもない「重鎮のベテラン政治家」が来訪したら、その対応だけで、余分なエネルギーを割かねばならなくなる。情勢が有利な時ならまだしも、ギリギリの接戦になっている場合は尚更、その候補者の陣営に負担をかけることになる。

 だから、応援に呼ばれると、いつも候補者本人に、同じセリフを言う。

 「こんなちび政治家が行ったところで、大勢の人を集められるわけではない。だから、あまり気を遣わなくていい。戦いの最中なのだから、迎えも要らない。必要なら、電車かタクシーで現場まで行く。」

 その上で、一応、こんな「山本一太の使い方(?)」だけは、解説しておく。

 「人は集められなくても、動員をかけていない街頭演説とか、遊説カーからのアピールなら、少しは役に立てる。候補者本人や陣営を元気にすることには、(多少なりとも)貢献出来ると思う」と。

 今回の衆議院選挙で、全国から最も引っぱりだこの政治家は、間違いなく河野太郎氏と小泉進次郎氏だ。自分が候補者だったとしても、この2人には「ぜひ、応援に来て欲しい」と思うもの。実際、2人とも、かなり過酷なスケジュールで東奔西走していると聞いている。

 河野氏も小泉氏も、党や政府の枢要な役職には就いていない。が、党や政府の役職と国民の人気は、全く連動しない。今回の選挙で、(結果として)最も自民党に大きな貢献を果たすのは、間違いなくこの2人だ。

 自民党関係者の皆さん、特に河野氏や小泉氏を選挙応援に呼んだ候補者の皆さん、そのことを、ぜひ、忘れないでくださいね!!

 あ、そろそろ知事のメッセージ収録の時間だ。

追伸:「選挙の応援で恩返し」という手法を使える知事は、そんなに多くないはずだ。有望な若手・中堅政治家との信頼関係を構築(又は強化)しておくことは、必ず群馬県の将来にも繋がる。