2021年10月18日:パート2

 本日はテレワワークの月曜日。朝から関係部局の幹部と、色々な問題について協議した。

 「都道府県魅力度ランキング」に関しては、県内外から様々な意見を頂戴している。が、県に対する電話やメールの内容を見ると、群馬県知事の対応を支持してくれる(=群馬県の立場を理解してくれる)コメントや意見のほうが増えてきている。それは、SNS等の反応や意見でも同様だ。この点は、知事としてとても心強いし、有難いと感じている。

 県としては、引き続き、(これまでと同様)専門家の意見も伺いながら、魅力度ランキングの分析を粛々と進めていく。

 さて、本日2本目のブログでは、県内の新型コロナ感染者のワクチン接種の現状と接種後の状況について報告する。ブログの末尾に添付した2枚のスライドを見ながら、読んで欲しい。

 さすがに12歳以上の県民の8割が2回接種を完了している段階まで来ると、「ブレークスルー感染」の割合も増えて来る。この問題に関して、県内の状況を調査した。

 その結果、今年4月から10月12日までに、12歳以上で新型コロナに感染した県民の方々1万580人のうち、ワクチンを2回接種していた人は491人だった。割合にすると4.6%。県内の接種率と比較すると、かなり低い割合だということが分かる。

 加えて、ブレークスルー感染に該当する、接種後2週間以上経過して発症した401人について、2回目接種から発症までの期間を年代別に分析してみた。

 全体で見ると、2週間から3か月未満で発症している人の割合が74%で最も多く、3か月以上経過している方は17%で、2割に満たないことが判明した。65歳以上では、さらにその傾向が顕著だ。

 ブレークスルー感染に関しては、「時間経過によりワクチン接種の効果が弱まっているのではないか?」との指摘もある。が、県の発症状況からは、そういった明確な傾向は読み取れなかった。引き続き、国の分析調査の動向を注視していきたいと考えている。

 いずれにせよ、ワクチンの発症予防効果、重症化予防効果は100%ではない!ワクチン2回接種完了後も、油断せず、マスクの着用や3密を避けるといった、基本的な感染防止対策を徹底する必要があると再認識した。

 ワクチン接種状況に関する2枚のスライドに加え、新規感染者の状況を年代別にまとめたスライドも添付した。これを見ると分かるように、20代から30代の若い世代の割合が増えてきている。このうち、ワクチン接種済みの人は1割程度だった。やはり若い世代へのワクチン接種の推進が重要であることを痛感した。

 さあ、運動の時間だ。