2021年10月15日

 

 午前中は、高崎市内の東京農業大学第二高校(農大二高)と、高崎市立中居小学校の校庭芝生化事業を続けて視察した。農大二高を訪問したのは、知事の県内私学教育視察の一環だ。今回で4校目ということになる。

 「文武両道」を旨とする農大二高は、この4、5年で、目覚ましい進化を遂げている。以前から、スポーツの強さには定評があったが、近年、学力も大きく上昇している。

 例えば、今年の大学進学の実績(過去最高?)を見ても、2名の東京大学合格者(現役)を出している他、一橋大学、東北大学、群馬大学を含む国公立の学校にも、多くの卒業生を送り込んでいる。早稲田大学や東京理科大等の私立大学も同様だ。

 個人的に最も注目しているのは、数年前に新設された20名のグローバル科だ。3年間の授業のプログラムに、1年間の海外留学が含まれている。日本の大学ばかりでなく、台湾の大学に進学する生徒がいるのもいい!将来のキャリア構築を含め、(あらゆる意味で)貴重な体験になるはずだ。

 幾つかの授業を見学させてもらったが、教師も生徒も「1人1台のiPad」を、かなり効果的に使いこなしている。

 加えて、令和5年度には、「中等部」が設置されることも決まっている。プログラミング教育やグローバル教育の充実を目指していくと聞いた。

 農大二高の校長先生、学校スタッフの皆さん、ありがとうございました!農大二高の前向きな挑戦には、今後も大いに注目していきたいと思います。

 本日の視察には、自民党県議4名と市議1名が参加。高崎市選出の県議と農二OBの議員の方々を中心に、声をかけさせてもらった。が、知事の指示が遅かったため、前日の連絡になってしまった。県議の皆さん、急遽のお知らせになってしまい、本当にごめんなさい!

 さて、本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は4人。地域別の内訳は伊勢崎地区が3名、館林地区が1名。4人のうち、1人の感染経路が不明だった。感染状況を含む総合的な判断に基づき、本日からワクチン手帳を活用した2つの需要喚起策をスタートさせた。

 ちなみに、ワクチン手帳の登録数は、17時過ぎの時点で10万人を突破したとの報告を受けた。今、群馬県内でこの仕組みを整備しておくことが、将来、大きな意味を持つと確信している。

         <iPadを活用した農大二高の授業風景>

 

<現在の県議会議長も農大二高のOB>