2021年10月10日

 14時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は8人。1週間連続の1桁だ。昨日時点での「直近1週間の10万人あたりの感染者数」は、全国で29位となっている。

 以前のブログでも指摘したが、都道府県の感染リスクの高さは、地域の人口、経済規模、大都市圏への距離で決まる。そう考えると、首都圏に位置する人口約200万人の群馬県は、相当に頑張っているほうだと思う。ワクチン接種率が全国トップレベルであることも含め、全ては、県民の皆さんのご理解とご協力のお陰だ。(感謝)

 地域別で見ると、伊勢崎地区が最多の5名、前橋市が2名、桐生地区が1名。感染経路不明の人は4名。そのうち、20〜30代が6名(75%)だった。

 今回の全国的な感染者の減少が、「ワクチン接種が進んだことの効果」だとすれば、グッドニュースだ。過去の状況とは、変わってくるかもしれない。が、第1派から第5波までの流れを検証すると、4ヶ月に1度、感染の急増が発生するサイクルになっている。

 この流れをそのまま当てはめると、11月頃に第6波に見舞われることになる。しかも冬は、ウイルスが活動が活発化する。専門家のグループもその点を指摘し、注意を呼びかけている。

 だからこそ、感染が収まっている今のうちに、医療提供体制を強化する必要がある。加えて、強い流行の波に襲われた場合を想定し、「それでも地域経済を回すためのツール」を整えておかねばならない。それが医療提供体制の強化であり、様々な知恵を使った地域経済の需要喚起策なのだ。

 さて、昨日、発表された「2021年都道府県魅力度ランキング」で、群馬県の順位が、前年の40位から44位に後退した。昨年、最下位だった栃木県は41位に上昇。対して、昨年、万年の最下位を脱出した茨城県は、再び最下位に転落した。

 まあ、予想どおりの結果だ。数ヶ月前の会見でこの魅力度ランキングに正式にクレームを付けた。それ以来、周りには、「10月のランキングでは、必ず順位が落ちる。場合によると、最下位になるかもしれない」と話していた。

 ブランド総合研究所が主催するこのランキングの問題点は、このブログのシリーズ連載でも、細かく指摘した。昨年、群馬県の順位が前年度より上がった理由も、今回、再び下がった理由も、全く分からない。(苦笑)

 こんな根拠の不明確なランキングの順位に、振り回されるようなことはない。が、過去のブログで約束したように、毅然とした対応を取らせてもらう。今週中に検証チームを招集し、今後の手順を話し合う。