2021年10月4日:パート2

 21時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。

 本日、岸田文雄氏が、第100代の内閣総理大臣に選出された。解散は、国会会期末の今月14日、衆議院選挙公示は19日、投開票は31日という選挙日程を表明した。

 岸田内閣が高い支持率でスタートしたとしても、投票日まで約1ヶ月ある。「一寸先は闇」という世界だ。どんな展開になるのかは、まだよく分からない。

 全体としては、フレッシュな布陣。初入閣の方々には、ぜひ頑張っていただきたい!が、彼らにとっての本当の試練は、総選挙の後にやって来る。先ずは新大臣へのマスコミの執拗な粗探しが始まる。野党寄りのメディアからは、岸田内閣への批判も噴出する。

 国会が始まれば、各大臣が、国会や常任委員会で、野党からの厳しい攻勢に見舞われることも間違いない。

 でも、このメンバーなら、きっと乗り切っていけるだろう。その中で、「新たなスター」が、次々に生まれることを願っている。

 さて、新型コロナ感染症をめぐる状況は、さらに落ち着きつつある。本日の新規感染者は3人。月曜日としては7月上旬以来(3ヶ月ぶり)となる低い水準だ。

 これで、直近1週間の感染者数は74人。1日あたりの平均では10.6人までレベルダウンした。NHKが公表している10万人あたりの感染者数だと、3.8人程度になる。常に注視している重症者数は、昨日時点で9人。8月7日以来の1桁まで下がった。

 感染者3名の内訳は、前橋市、太田地区、桐生地区が各1名。感染経路不明は1名だった。第5波の発生以来、ギリギリの状態で踏ん張ってもらっていた各保健所の職員の負担が(一時的にも)軽減されていることには、少し安堵している。

 いつも言っているように、PCR検査数が減る月曜日の数字は、あまり参考にならない。実質的には10名程度と見ている。明日からの動きを(油断なく)フォローしていく。

 昨日時点(最新)の群馬県の人口比の感染者数は、首都圏では最も低くなっている。改めて、県民の皆さんのご理解とご協力に感謝を申し上げる。具体的に言うと、NHKが毎日、発表している「直近11週間の10万人あたりの感染者数は、4、02人で、全国29位だ。

 ちなみに、昨日時点のデータによると、東京(10、37人)は5位、埼玉県(8、84人)は8位、神奈川県(8、65人)は9位、千葉県(8、28人)は11位、栃木県(7、60人)は15位、茨城県(6、15人)は19位、山梨県(4、44人)は26位だ。

 もちろん、一喜一憂はしない。数ヶ月前には、首都圏で感染者をダントツで低く抑えていた群馬県が、少し前には、北関東で最も多くなった時期があった。地域で大規模なクラスターが発生すれば、こうした順位はすぐに逆転する。あくまで冷静に、全体の傾向を見極めていくことが大事なのだ。

     <県立女子大学の特別講座(第1回)で全力の講義>