2021年10月3日

 18時30分。少し前に帰宅。16時から高崎芸術ホールで開催された群馬交響楽団の定期演奏会は、本当に素晴らしかった。講演の直後に、控え室で小林マエストロともお目にかかることが出来た。知事が理事長を務める群響(群馬県の宝物)のことに関しては、改めてこのブログで取り上げる。

 それはそうと、昨日、今回の自民党総裁選で河野太郎候補への支援をお願いした自民党県議の人たち(会派の全議員)に連絡を入れた。総裁選のお礼を言うためだ。

 もちろん、それぞれの地域で選ばれている県議は、1人1人が独立自尊の存在だ。他の候補者に1票を投じた人だっているに違いない。が、全員が、ちゃんと知事の話を受け止めてれた。親しい県議の中には、わざわざ党員を集めて、お願いしてくれた人もいた。(感謝)

 今晩から、県内の職域団体幹部への電話を始める。少し時間はかかると思うが、(公務の合間を縫って)保守系の市議の皆さんや、各地の後援会関係者にも、お礼と報告の連絡をするつもりだ。ここからのフォローが次に繋がる。

 河野太郎氏が群馬県の党員投票で勝てたのは、こうした人たちが力を貸してくれたからだ。その事実を、決して忘れてはならない!そう心に言い聞かせた。

 総裁選が終わった翌日は、ある種の放心状態だったが、翌々日から気持ちを切り替えた。政治家山本一太にとっても、新しい挑戦の日々が始まったからだ。そう、(あらゆる意味で)この先が勝負なのだ。

 先ほど、地元担当秘書と電話で言葉を交わした。地域経済の現状や各地域の様々な動きについて、細かい報告を受けた。特に、厳しい声や耳の痛い情報こそ重要だ。少数(3人)とは言え、地元事務所に、こんないいスタッフがいて幸運だと思う。普通なら本人には言いにくいことでも、ハッキリ伝えてくれるからだ。(感謝)

 そもそも「知事」は、「裸の王様」になりやすい。自分はまだキャリア2年のルーキー知事だが、長くポストにいればいるほど、(特に群馬県という小宇宙空間では)耳当たりのいい情報しか耳に入って来なくなる傾向がある。くれぐれもそうならないように、日々、自らを戒めなければならない!

 が、山本一太は、恐らく「裸の王様」にはならない気がする。秘書たちが常に「ギザギザの報告」を届けてくれるし、そもそも自分自身の中に、油断や慢心はないからだ。

 秘書課長や首席補佐官にも、率直な意見を求めることにしている。あちこちから情報も集める。政治家としての強みである「被害妄想にならない程度のイマジネーション」も健在だ。

 最悪なのは、状況を楽観して、予想外の反発に戸惑うこと。知事の肝入りの政策に自己陶酔したり、自己満足に陥いるのは禁物!それは、トップが打ち出す政策や実績が、そのまま、県民(有権者)に評価されていると勘違いに繋がる。だからこそ、独自の世論調査が必要なのだ。

 何かをやることと、それを周りに理解してもらうことは違う。「裸の王様になる」ことと、「批判や反発を覚悟の上で決行する」のが全く異なるように!

 昨日も、秘書からもたらされたある情報を、胸に刻んだ。その背景や意味をよく検証し、至らぬ点を反省し、どう対応していけばいいかを考える。同時に、政治家として健全な闘争心(?)も掻き立てる。内山君、原さん、井上さん、苦労をかけて申し訳ないけど、力を合わせて乗り越えていこう!!よろしくお願いします。

 もちろん、守るだけではダメだ。やむを得ない場合は、真正面から戦わねばならない相手の本質を研究し、弱点を突き止め、いざという時に反撃出来る体制を整えておかねばならない!そのための情報収集も怠らない。

 漫画「ドラゴンボール」じゃないけど、人間は修行すれば進化する(戦闘力を強化出来る)生物なのだ。

追伸:・本日の新規感染者数は11人。直近1週間の感染者数は78人。1日平均では11.1人まで減少した。

 陽性者の内訳は、伊勢崎地区が5名、桐生地区が5名、館林地区が1名。感染経路不明は約3割。年代別だと10歳未満が0%、10代が9%、20~30代が27%、40~50代が0%、60代以上が64%だった。

 ブレークスルー感染の割合が多いのは、先般、クラスターが発生した某施設の影響だ。あまり神経質になる必要はないと思う。