2021年9月27日

 間もなく21時。少し前に帰宅。クールビズのジャケットを脱ぎ、そのままパソコンの前に座った。急いで総裁選シリーズの続編を書かないと。もう明後日(29日)は投票日なのだ。

 その前に、県内における新型コロナ感染症の最新状況を記しておく。本日の新規感染者は7人。1日あたりの感染者数が1桁になったのは、7月18日(日)以来、71日ぶりのことだ。

 そうは言っても、週末にPCR検査数が減るために感染者数が低く出る傾向のある月曜日の数値。実質的には、20人前後だと見ている。冷静さが売り物の群馬県は、こんなことで、いちいち「ぬか喜び」したりしない!

 さて、ここからはブログの本編。昨日から今日にかけて、様々なメディアが自民党総裁選の最終盤の情勢を分析している。が、その中で1つ、とても気になった点があった。

 それは、幾つかの主要マスコミが、「総裁選の第1回目の投票では河野太郎氏が1位になる可能性が高いものの、決選投票では派閥単位の支援を受けた岸田文雄候補に逆転される」ことが既定路線であるかのような「空気感」を意図的に(?)醸成しようとしている(少なくともそう見える)ことだ。

 政界は「一寸先は闇」という世界。ましてや、選挙は、最後の最後まで分からない。そもそも、国会議員票はまだ1票も投じられていない。

 県庁から自宅に向かう知事車の中から、河野選対の若手・中堅議員の人たちに、次々と電話をかけた。こんなふうに激励した。

 「一部のメディアの報道によって、『河野太郎が決選投票で岸田候補に負ける公算が大きい』みたいな雰囲気が作られている。が、勝負は最後まで分からない。口には出せなくても、世論や党員の意思を受けて、河野太郎と書いてくれる議員だって必ずいる!(そんなことはないと思うが)絶対に諦めてはいけない!最後まで、全力で頑張ってくださいね!!」

 平将明衆院議員も、柴山昌彦衆院議員も、鈴木けいすけ衆院議員も、牧島かれん衆院議員も、小倉まさのぶ衆院議員も、上野賢一郎衆院議員も、高野光二郎参議院議員も、朝日健太郎参議院議員も皆、思った以上に意気軒昂だった。(よしっ!)

 加えて、河野太郎事務所の盛秘書も励ましておいた。そうだ、明日は、岸本秘書官にも連絡してみよう!

 そう言えば、どこかの新聞が、「来年の選挙を控えた参院側には、河野太郎氏への警戒感が強い。河野氏の脱原発を含む過激な主張が、次の参院選でマイナスに働くことを恐れている」みたいな趣旨の記事を掲載していた。

 これは明らかに誤解だ。河野太郎の主張するエネルギー政策は、けっして過激ではない。実際、河野氏は、ただの一度も、「明日から原発を全廃する」などという非現実的な発言はしていない!

 そもそも、「将来的に脱原発の実現を目指す」というのは、自民党の基本方針だ。原発への依存度を減らしつつ、再生可能エネルギーの割合を高めていくという方向性は、今も変わっていないと認識している。

 政権交代で自民党は野党に転落した。その時期に、自民党エネルギー政策特命委員長(兼政調会長代理)として、党内で30回以上の議論を重ね、党のエネルギー政策を取りまとめた張本人(山本一太)が言うのだから間違いない!

 現実をよく見て欲しい。日本は、人類史上最悪とも言うべき原発事故(未曾有の複合災害)を経験した。現在の国民感情や世論を考えたら、今から原発の新増設なんて出来るわけがない!ましてや、世界の潮流は、「グリーンエコノミー(環境と経済成長の両立)」と「カーボンニュートラル(脱炭素)」なのだ。

 

 再生可能エネルギーや自然エネルギーの大胆な活用を主張する河野太郎氏のスタンスこそ、時代の流れに合致している。「河野太郎は脱原発だからダメだ!」と考えている皆さん、そうは思いませんか?!

 かつての同僚である自民党参議院議員の方々に申し上げたい。いくら政策も政局も出来るスーパー幹事長(世耕弘成氏)がいるからと言って、来年の選挙を甘く見たりしていないですよね?!

 幾つかの理由で、次の参院選は、自民党にとって厳しい戦いになる可能性が高い。来年の参院選を勝ち抜くためのキーワードは、断じて「安定」や「現状維持」ではない。国民に訴えるべきは、「新たな挑戦」と「大胆な変革」だ。

 参院自民党の皆さん、来るべき戦いに勝利するためにも、ぜひ、今回は「河野太郎」に1票を投じてください!

 さて、と。明日の本会議(一般質問)の資料(知事答弁)にサッと目を通す。運動した後、余力があれば、ブログの続編に突入する。