2021年9月21日:パート2

 22時過ぎ。高崎の自宅で、パソコンのブログ更新画面に向かっている。18時30分から19時30分までは、知事の電話作戦に集中した。県内の主要な職域団体の長には、総裁選告示前に、河野太郎候補への支持を呼びかけている。が、今日から、地域支部単位の働きかけを始めた。

 相変わらず、感触は悪くない。複数の地区支部長が、「あ、知事?もう河野太郎って書いて、投函しましたよ!」と言ってくれた。が、他の陣営だって、動いているはずだ。最後まで、一生懸命、やらせてもらう。頑張れ、河野太郎!頑張れ、河野陣営!!

 午前中は、9月補正予算案の審議があった。県議会に2回に分けて提出する予算案の前半の部分に関する質疑だった。限られた時間ではあったが、知事答弁も出来るだけ丁寧にやらせてもらった。

 第1弾の予算案は、13時から再開された本会議において全会一致で承認された。県議の皆さん、ありがとうございました!

 14時からは、自民党県議団3役(星名幹事長、中島総務会長、金井政調会長)との意見交換。幸運なことに、知事である自分と県議会最大会派の幹部(執行部)との間には、「何でも相談出来る」雰囲気がある。これからも、会派の代表であるこの人たちとの信頼関係を大切にしていきたいと思う。

 さて、ここからは、自民党総裁選関連のブログの続編。ここ最近の各種メディアの世論調査で、菅内閣の評価が上昇している。例えば、産経新聞とFNNが18、19日に実施した合同世論調査でも、菅内閣の支持率が10ポイント増の42、3%まで回復している。

 特に注目すべきは、上記の調査において、菅内閣の実績を評価するが人が62、5%となり、評価しないの36、2%を大きく上回っている点だ。この段階まで来て、ようやく多くの国民が、「この1年間は、誰が総理でも大変だった」ことに気がつき始めたということだろう。

 今回の総裁選に立候補した4人の候補者のうち、「誰が次の総裁にふさわしいか」を聞いた質問に対しては、河野候補が52、5%をマークした。2位の岸田候補(15、2%)、3位の高市候補(11、6%)、4位の野田候補(6、4%)と比較しても、圧倒的だ。他の3候補の支持率を合計しても、河野候補の人気には及ばない。

 上記の調査でもう1つ、目についたのは、「次の首相に最も期待する政策は何か?」という質問への回答だ。最も多かったのは、新型コロナ対策(59、2%)だった。

 上述した総裁選に関する世論調査の2つの数値は、次の事実を雄弁に物語っている。それは、「河野太郎ワクチン担当大臣の過去1年間の実績は、国民から評価されている」ということだ。

 菅内閣が、新型コロナ問題に翻弄されたことは確かだ。が、(知事会見で何度も発言したように)新型コロナ危機は、これまで経験したことのない未曾有の試練だった。特に過去1年は、誰が総理だったとしても、厳しい対応を強いられていたに違いない。もっと言うなら、菅総理以上の実績を上げられる首相がいたとは、どうしても思えない。

 「菅内閣の支持率が低下したのは新型コロナ対策の失敗。特にワクチン政策での迷走が響いた。その意味では、河野大臣の責任が大きい!」などと指摘する声もあるが、これこそピント外れとしか言いようがない。実は、多くの国民が、「苦しい中でも、河野ワクチン担当大臣はよく頑張った」と感じているのだ。

 そうじゃなかったら、菅内閣でワクチン政策の責任者だった河野太郎氏が、菅総理の実質的な辞任表明の後で、これだけの国民的人気を博するわけがないではないか!上記の世論調査において、次の首相に最も期待する政策は「新型コロナ対策」と答えた国民の半数以上が、河野太郎候補(現ワクチン担当相)を支持するはずがないではないか!そうでしょう?!

 振り返ると、河野太郎行革担当相を、新型コロナワクチン担当の閣僚(兼任)に任命した菅首相の人事は見事だった。自分はそう考えている。永田町で唯一、独自のメディア(SNS)を持ち、ずば抜けた情報発信力とコミュニケーション能力を兼ね備えた河野大臣だったからこそ、批判を受けながらも、ワクチン対策をここまで進めて来られたのだ。

 想像して見て欲しい。万一、ワクチン担当大臣が河野太郎以外の政治家だったら、どんな展開になっていだだろうか?何か問題が起こる度に、世論から袋叩きに遭っていたことは間違いない。その中で、ここまで国民へのワクチン接種を進めることなど、到底、出来なかったに違いない。

 繰り返すが、河野太郎大臣の類い希なリスクコミュニケーション能力と実績は、国民から評価されていたのだ。実際、間違った判断をしたと思った時には、率直に誤りを認め、国民に素直に謝る河野大臣の潔い姿勢に対しても、世の中の好感度は高かった。もちろん、これは計算というより、河野太郎の「憎めない人間性」に由来するものだ。

 自民党本部で開かれた総裁選4候補による合同記者会見で、河野太郎候補は、力強く、こう言い放った。「新型コロナとの戦いは、河野太郎に任せてもらいたい!」と。

 その言葉には、とても説得力があった。過去1年間、閣僚として新型コロナ対策の最前線に立ち、様々な批判を乗り越えて成果を上げて来た候補者は、河野太郎氏しかいないからだ。

 ウイルスとの戦いは、まだまだ続く。もしかすると、更に厳しい試練が待ち構えているかもしれない。その時、国のリーダーに求められるのは、国民とのリスクコミュニケーションの能力だ。そして、4人の候補者の中で、最も説明能力が高いのが河野太郎氏であることに、異論を挟む人はいないと思う。

 あらゆる面から考えて、国民の最大の関心事である新型コロナ問題に最も効果的に対処出来る首相は、河野太郎だと確信している。この1年半、現場でコロナとの長期戦を戦い抜いて来た知事が言うのだから、絶対に間違いない!!

 あ、お湯が沸いた。熱いミルクティーを一杯飲んでから、運動する。県民のためにも、体脂肪15%を維持しなければならない!