2021年9月18日

 14時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。最近は、「今日が何曜日なのか?」が、良く分からなくなっている。(苦笑)

 13時30分。武藤健康福祉部長から電話があった。本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は27名。「油断は出来ませんが、かなり落ち着いて来ました」と武藤部長。実際、土曜日としては8週間ぶりの20人台だ。

 直近1週間の感染者数は255人。NHKが公表している10万人あたりの感染者数は13.1人まで減少している。

 入院、ホテル療養、自宅療養、入院等調整中を合わせた療養中の人数は482人。ようやく500人を下回った。これも7月30日以来のこと。県民の約4千人に1人が、療養している計算になる。

 感染者27名の内訳は、最多の伊勢崎地区が8名、館林地区が5名、高崎市と太田地区が各4名、桐生地区が3名、渋川地区が2名、富岡地区が1名。感染不明の割合は約5割だった。

 陽性者を年代別に分けると、10歳未満が7%、10代が7%、20~30代が41%、40~50代が33%、60代以上が11%という状況だ。

 今日、感染が判明した27名のうち、ワクチン未接種の人が15名、1回目の接種を受けていた人が4名、2回目の接種を終えていた人が0名。残りの8名については、確認を急いでいる。

 延長された緊急事態宣言措置の適用期限まで、あと12日。何度も言うが、この間に可能な限り、感染レベルを抑える必要がある。「けっして、気を緩めてはならない!」毎日、自分自身にそう言い聞かせている。

 さて、そうした中で、少し気になるデータがある。県内主要スポットの人流分析の最新の結果だ。今回も、前回と同様、高崎駅、太田駅、草津温泉周辺の計3箇所で人流を分析した。

 草津温泉に関しては、昼間14時時点、高崎駅、太田駅については、昼間14時と20時時点におけるデータを収集した。この手法も、先週と変わらない。調査期間は、まん延防止等重点措置が適用される「直前」の8月1日(日)から9月12日(日)までだ。

 ブログの末尾に添付したスライドでも分かるように、高崎駅・太田駅の夜間の人流は減少傾向にある。他方、昼間の人流が、先週から横ばい、もしくはやや増加傾向にある。知事として、この点をとても心配している。

 そこで、改めて県民の皆さんにお願いしたい。このことも、別のスライドに整理した。県としては、緊急事態宣言の適用に伴い、「県民の方々に、外出の機会を1/2以下に減らしていただく」という目標に取り組んでいる。

 ここのところ、県内の感染者数は減少傾向にある。が、前述したように、少しの気の緩みで、再び感染が拡大する危険性もある。ようやく感染が落ち着きつつある中で、再び感染者が急増してしまえば、元も子もない。

 群馬県では、今週13日(月)の知事の臨時記者会見において、今後の社会経済活動再開に向けた「ロードマップ」と「群馬県版ワクチンパス」の導入を発表した。全国に先駆けて、10月上中旬頃から「群馬県版ワクチンパス」を活用した需要喚起策を展開したいと考えている。

 こうした経済対策を進めるためにも、人流の抑制が重要となる。県民の方々には、今一度、気を引き締めていただき、「不要不急の外出自粛」にご協力をお願いしたいと思う。

 特に、今週は祝日が2日もある。県をまたいだ移動が感染を急拡大させることは、夏休み期間に発生した第5波でも明白だ。県をまたいだ移動を出来るだけ控えていただくことに関しても、(引き続き)県民の皆さんにご協力を呼びかけていきたい。