2021年9月15日:パート2

 23時過ぎ。運動して、いい汗をかいた。炭酸水をグッと飲み干して、本日2本目のブログに取り掛かった。

 15時30分から、知事会見室で、TBS「あさチャン!」のインタビュー取材(オンライン)を受けた。テーマは、群馬県が全国に先駆けて導入を決めた「ワクチンパス」について。後半は、(予定になかった)自民党総裁選についても聞かれた。が、こちらのコメントは、使われないと思う。

 1つ1つの質問に対して、出来るだけ丁寧に、分かりやすく説明したつもりだ。いつものとおり、何を話したのかは、全て記憶している。収録なので、どの部分を使われるかは分からない。が、記者の質問も簡潔で、的を得ていた。お陰で、とても答えやすかった。(感謝)

 いろいろ話したが、「群馬県のワクチン接種率が全国トップレベルである」という事実と、「現段階で2回の接種を終えた100万人の県民(=2回の接種を済ませて2週間以上経過した方々)の中で、重症化した人は1人も出ていない」というデータは、ぜひ紹介してもらえたら嬉しい。

 さて、連日、自民党総裁選に関する動きが、各種のメディアで大きく報道されている。もしこの総裁選に菅総理が立候補していたら、どれほど厳しい情勢だったとしても、最後まで「兄貴」を全力で応援していたことは間違いない。

 しかしながら、その菅総理が出馬を辞退し、(もともと総裁選で菅総理と争う可能性はゼロだと分かっていた)河野太郎行革担当大臣(ワクチン担当大臣)が、立候補を表明した。

 知事として、河野太郎大臣を全力で応援する理由は、改めてシリーズ連載を通じて解説させてもらう。が、自分がいち早く河野支持を打ち出したのは、国民的人気の高い河野太郎氏に勢いがあるからではない。今回の戦いは、一瞬でも気を抜いた陣営が負ける。最後まで予断を許さない勝負になるだろう。

 考えて見て欲しい。実質的に日本のリーダー(総理大臣)を決める権力闘争なのだ。フワッとした雰囲気で勝てるほど甘いものではない!何しろ、投票日まであと2週間もある。最後まで何が起こるか、誰にも分からない。そうでしょう?!

 長年の友人であり、政界の盟友の1人であり、この1年半、群馬県の新型コロナワクチン対策を後押ししてくれた河野太郎氏が立候補を決めたら、状況がどうあろうと、最初から全力で支援しようと心に決めていた。極端に言うと、自分にとって勝ち負けは二の次なのだ。

 え?もちろん、「河野太郎が負けてもいい!」などとは思っていない。時代の流れを考えれば、日本にとっては河野総理が最も望ましい。そう確信している。やるからには、ぜひ、自民党の新しい総裁(=次の総理)になって欲しい。何しろ、今から40年前、初めて米国ジョージタウン大学のキャンパスであった時から、口にしていた太郎氏の「志」(「将来は必ず首相になる」)なのだ。

 申し訳ないが、そうした政治家としての思い入れが、混沌とした情勢の中で「何とか勝ち馬に乗ろう」と右往左往しているように見える一部の議員たちとは、全く違う。自分には、最初から一切、迷いがないもの!

 考えて見たら、政界に飛び込んでから、もう26年になる。様々な政局や政変を目撃する度に、いつも同じ思いが頭を過る。

 「安全な場所から、カッコいい理屈を言うのは、誰だって出来る。要は、リスクや反発を恐れず、自らの信念に従って行動出来るかどうかだ」と。山本一太が好きな政治家は、例外なく、こういうことが出来る人物なのだ。その意味では、岸田政調会長も、高市早苗元総務相も「カッコいい」と感じている。

 あ、お湯が沸いた。熱いミルクティーを飲まないと。今晩は、寝る前にもう1度だけ、ブログを更新する。